本当はずっと一緒にいたかった。
お爺ちゃんになった彼の姿も見たかった。
経済的に難しいと思っていたけど、彼との間に子どもも欲しかった。
そして、お父さんになった姿の彼を見たかった。

久しぶりに大きな感情の波がきた。
彼は不器用な人だった。
頼りないところも多くあった。
でも、私は彼がすきだった。
だいすきだった。

最後は、さよならさえも言えなかった。
ありがとう、ごめんねも言えなかった。

だいすきだった。