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無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手6個ありがとうございます。昨日、風呂掃除だったので今日はバタバタせずにゆっくりニチアサ見れます。夕方は呪術廻戦な!

リバイス、木下脚本だ。ベイルが本気出しそうでヤバいよ〜。



昨夜、みんなの動物園のカルガモ企画だけ見たのだが、あのナレーションはいらないと思った。
あの声、チコちゃんのナレーターだよね。観客のガヤがうるさくて、内容が入ってこなかった…。

あと、みんなの動物園…ワイプいらない。タレント映してねーで動物映せよ。動物番組なんだろ?視聴者が見たいのは動物じゃー。


カルガモ企画を比較した感じになりましたが、ウラ撮れちゃいましたの方がまだ余計なガヤがないだけまだ不快なく見れる。個人的に。
ウラ撮れちゃいましたの動物企画、ワイプがないから見やすいのもあるんだろうな〜。ナレーションも少ないし。

カルガモアベンジャーズ、あれ…面白いか…?薄ら寒い名前つけんなよ、日テレよ。みんなの動物園って前番組からずっと言われているけど、あざとい演出いらねーんじゃ。
テレ朝の方が動物企画がマシとかなんなん…。


昨夜のカネオくん、高層ビルのやつ面白かった。解体キングダムで出てきた映像がさらっと使われていましたね〜。ビル解体のところで。


今日は金田一見るかもしれんとです。道枝版のオペラ座館、マジで気になってる…。演出が。序盤のシャンデリアの下りは派手そうだが、後半のあれがどうなるか…。
アニメ版のインパクトが強かったせいか、個人的に金田一のオペラ座館はアニメ版の印象がめちゃめちゃ強いけど…。

明日のリバイス予告が


話題:ひとりごと
嫌な予感しかしないのだが、ベイルがついに五十嵐一家抹殺に動くんかい。
つーか、赤石厄介な敵だよな〜。めっちゃめんどくせー敵すぎる。
ウィークエンドサイドではギフに対抗出来る最強ライダー誕生って、量産型ライダーが出来るんだろうか…。


いつぞやの回でカーリー、ヒロミさんに量産型ライダーのベルトが入ったジェラルミンケースを渡していたし…。デモンズ軍団クルー?


明日のあらすじ見ちゃったけど、父ちゃんにスポットが当たる感じになるみたいだね。ベイルが動くから父ちゃんどうすんだろ…。

ウィークエンド、戦力かなり削がれているからヤバいのは明白だけども。前回の提供画面の赤石大暴れのテロップが不穏すぎ…。


リバイスのラスボスはギフに確定したが、前哨戦に赤石とベイルを倒さにゃあならんのがヤバい…。
ベイルは父ちゃんが何かしらしそうな気がする。フラグが立っていたからなぁー。ベイルって元は、父ちゃんの悪魔だったのが鍵になるのか?


ラスボスが序盤から出ているライダーって珍しい気がする…。

鐡という刺客

話題:今日見た夢
金ローの影響一切受けずに、変なところがリアルすぎる夢を見たのですが…。


九条は蔦沼と頻繁に連絡している。九条は最近ゼノク周辺をうろついている不審な男が気になった。ガラの悪い男、鐡のことだ。

「親父、最近ゼノク周辺にこの男がうろついているんだけど…長坂と関係してるかもしれない。画像は見たか?」
「見たよ真治。この男…怪人だな。幹部クラス以上の強力なやつに違いない。真治、わかったよ。警戒するよ」
「こいつの詳細がわかったら随時情報を送るよ」


鐡(くろがね)は単身、ゼノクがある町周辺にいた。勝手な行動したら容赦しないと長坂に言われたが、引っ掛かる人がいる。
「暁晴斗はどうやらゼノクにいるみてぇだな〜。あー暴れてぇ」
鐡はシルバーアクセやピアスをじゃらじゃら着けてる上に刺青を入れてるので、目立つ。あえて目立つ格好にしている感じ。晴斗と戦いたそうにしている?


翳珠本拠地では不審な男の解析が進んでいた。宇崎と小田原はこのガラの悪い男に見覚えがあった。

「宇崎、この男…しばらく行方を眩ましていたザルバじゃないか?人間態では鐡と名乗っていたはずだぞ」
「なんでこいつがひょっこり出てきてんだ?長坂と組んでそうだな…鐡のやつ」
「鐡…?」
九条は怪訝そうな顔をする。この男はゼノク周辺にいる。九条は人目を憚らず、蔦沼に連絡した。


「蔦沼長官…いや親父、取れるか?」
「どうした真治、あの男について詳細がわかったのかい?」
「わかったよ。鐡という怪人だ」
「こっちでも調べていたさ、ビンゴだ。そいつは鐡。本当の名前はザルバだな。しばらく行方不明になっていたが、長坂と組んでいたのか」
「恐らくな。とにかく長坂以外に鐡にも気をつけてくれよ、敵は親父を潰そうとしているんだよ」
「…わかっているさ。真治、お前も気をつけろよ」

宇崎は九条に余裕がないことを感じていた。人前で自ら蔦沼長官の息子だとカミングアウトしたようなもんだろ、あれ。


ゼノク周辺は緊急配備になっていた。刺客が現れるかもしれない。
その日の鼎は数日ぶりに仮面姿だった。新山は鼎の姿を見るなり声をかける。新山は館内勤務になってもスーツの色は目立つ色のまま。サングラスもかけたままなのが気になった。


「紀柳院さん、今日は仮面なんですね」
「そろそろ慣らさないとならないからな…。まだ戦えないが」
新山は重度の後遺症の治療をしながら勤務してるので、人前では肌全体を覆うスーツを脱ぐことはない。むしろスーツなしだと不安になる。

新山は病院に向かう途中だった。
「新山は治療なのか」
「そうなんです。紀柳院さん…僕の素顔見たらショックを受けるかもしれないから、このスーツは手放せないんだよ。だから顔見せられなくてごめん」
「身体の一部になっているんだな。私の仮面のように」

新山は後遺症治療専門病棟の奥、重度クラスのある治療室へと入って行った。しばらくしてから新山らしき叫び声が聞こえた。重度クラスは軽度よりも辛いと聞いたが…。


鼎は奥の重度クラス病棟を見てあることに気づいた。

重度クラスは医師と看護師以外は全員スーツ姿という、異様な光景。中には見慣れない厚手のスーツを着ている者もいる。新山は回復してるだけマシなのか…。

重度クラスの病棟は人がまばらだった。ほとんどが入院している。厚手のスーツ姿の者はかなりの重度らしい。


ちらっとある病室が見えた。全員スーツ姿でベッドに横たわっている。軽度ではあり得ない光景。

その中に柚希の友人らしき、ピンク色のスーツ姿の女性を見た。あれは柚希の友人だ…。
柚希は友人のお見舞いに行っていたらしく、病室には柚希もいた。気を使ってなのか、柚希もスーツ姿。柚希のスーツはパステルカラーが多いのですぐにわかる。その日はクリーム色のスーツに私服姿。

柚希は友人に懸命に話しかけていたように見えた。友人はなんとか答えようとしているが、進行しているのか会話も辛そう。柚希は友人の手を優しく握り、そして病室を後にした。


「鼎さん、なんでここに…」
「柚希、すまない。見てしまった。お前の友人、かなり辛そうだな…」
「あれからだいぶ進行しているみたいで、スーツなしの生活は不可能になったと聞きました。人前ではもう顔を見せられないって」
「私の同級生がゼノクにいたのだが、彼も重度クラスだ…。今日治療だったらしい。あのサングラス、何かあるんだろうな…」

「あ、あのその人って職員の新山さん…ですよね?」
「そうだ」
「あの人、怪人に顔を奪われたうちの1人らしくて…。今は両目がない状態らしくて、あの特殊なサングラスか眼鏡なしじゃないと何も見えないって。怪人によるものだから単にものが見えないのと訳が違うって聞いた…」
怪人に顔を奪われた!?そんなことなんてあるのか!?

「柚希、詳しく聞かせてくれ…。だから新山は顔を見せられないと言っていたのか。サングラスの訳も」
柚希はある病室を案内した。
「ここにいる人全員、ある怪人によって顔を奪われた人だって聞いてます。口だけ残して全て奪われたとか…」
「それってのっぺらぼう…」

「この病室にいる人達のスーツは特殊で口の部分に穴が開けられているみたいです。じゃないと窒素しますからね」
「その怪人は倒されたのか!?」
「まだ…みたいです。新山さんは長い治療でなんとか一部は戻ったみたいですが…まだ完全じゃないからずっとスーツ姿みたいで」


鐡は長坂に伏せてゼノク侵入を試みることに。強力なシールドに阻まれ、敷地内にすら入れない。
「なんて強力なんだ。蔦沼の野郎、町ごと要塞化してやがる…」
ゼノク周辺にも隊員達は配備されている。少数だが。
鐡はこのゼノク周辺に目をつけた。隊員が少ないな…。


鐡は突如、ゼノクを諦めゼノク周辺の集落を襲撃しようとする。ゼノク隊員少数が集落にいたがその中に御子柴がいた。鼎の刀を持って。
御子柴は鼎の刀のせいか、敵の気配を察した。

「来るぞー!」
隊員達は最新鋭の対怪人用の大型銃を鐡に向け、次々と撃つ。御子柴は刀を抜いた。この刀、やっぱり重い。この刀を使いこなしている紀柳院って…。


御子柴は鼎の刀に半ば振り回されながらも、鐡に立ち向かった。鐡は御子柴の刀に気づいた。
「その刀、元々お前のじゃねーだろ。刀に振り回されてんぞ。武器が泣くぜ?」
鐡は楽しげに笑う。御子柴はなんとか刀を制御しながら攻撃を加える。
鐡は突如、顔を変えた。手のひらを顔に翳すと顔が変化したのだ。これには御子柴達も戸惑った。

「驚いてるみたいだねぇ〜。俺の能力の1つなのよ、人の顔を奪い自分のものにするってのはよ。攻撃出来るかな〜?」


西澤と蔦沼は顔を奪う怪人をずっと探していたが、まさかの鐡。よりによってあいつかよ…。
鐡は他人の顔に成りすまし、挑発している。ゼノクのあの病室には4人、顔を奪われた人がいた。新山を入れれば5人。
鐡が出てきたということは…被害が拡大しかねない。

御子柴達は攻撃に躊躇いを見せている。この刺客、かなり厄介。


鼎はゼノク館内が慌ただしくなっていることに気づいた。刺客が現れた!?場所はゼノク敷地内ではなく、周辺の集落。ゼノク隊員の御子柴達が交戦中だという。


その怪人の詳細を聞いた時、鼎は戦慄した。顔を奪う怪人…だと!?鼎は治療を終えて激痛に悶える新山に声をかけた。

「新山…聞いてくれ。お前の顔を奪った怪人が出現した」
「…本当か…?」
「その怪人を倒せば元に戻る…。だが、そいつはかなり強力だと聞いている…。私も戦えればいいのだが…まだ戦えれる身体にまで回復しきれてない」

鼎は新山が元に戻ることを案じた。新山の目立つ色のスーツにサングラス姿は見慣れたが、特殊なサングラス及び眼鏡は少し弊害があるらしい。時々新山は壁にぶつかっている。
「敵がゼノクに侵入しなければいいのだが…」


鐡は狩りをするように楽しみながら戦っている。これに業を煮やしたのは長坂。

「鐡…あとでお説教です。計画通りに動けって言ってんだろうが!!たっぷりとお説教しなくてはなりませんね。あの能力を盾に使われたらあちらは攻撃しにくいでしょうけど、とにかく勝手なやつですね。鐡は…」

御子柴達は少し詰んでいた。急遽援軍でゼノク周辺の集落に晴斗と時任、鶴屋が向かうことになる。
敵は幹部クラス以上。晴斗がいないと状況的にキツい。

晴斗は御子柴の持っている刀に見覚えがあった。なんで鼎さんの刀を御子柴さんが持っているんだ…?
鼎さんは戦えない状態だから誰かに刀を預けたのか?


鐡は晴斗が来たことを喜んだ。
「お前と戦いたかったんだ、暁晴斗。俺を楽しませてくれよなぁ!」
鐡は挑発を繰り返す。顔を変えて。この能力、なんとかならないのか…。他にも鐡は能力があるような気がする。


西澤は晴斗達に指示を出した。
「その怪人は人の顔を奪います。強すぎるので今は倒せなくてもいい、とにかく顔を取り戻してくれ!ゼノク病棟には顔を奪われた者達がいるんだよ…。職員の新山もその1人だ」

晴斗達は戸惑った。ゼノク職員の新山さんって鼎さんの同級生とかいう、よく庭園にいる人じゃなかったか!?サングラスをかけてた人だ。黄色系のスーツを好んで着ていた気がする。
今は急遽、館内勤務になったらしいが…。

「どうやってあいつから顔を取り戻せっていうんだよ…。あんな愉快犯みたいなやつにさ…」
鐡はニヤニヤしながら怪人態へと変化した。
「遊ぼうぜ、暁晴斗」



刺客、登場。新山のサングラスの理由とか、一部がえげつない感じになっているのがな…。重度クラスの病棟の描写は何気にエグいかも。そりゃ新山は顔を見せられるわけがない。

鐡は勝手に行動したので、後でたっぷりと長坂に説教されると思われる…。
御子柴は鼎の刀に慣れるかなー。


リバイスでいう、ベイルポジションが鐡。愉快犯的なやつ。

無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手4個ありがとうございます。昨夜は金ロー見てから寝ました。トイストーリー4、2のキャラが逞しくなってたな〜。ポー姐さんカッケェ。新たな旅立ちってウッディのことだったのね。

時々テレビで流れる壮大なBGM、あれってトイストーリー4だったんだ。冒険のシーンで流れたBGMね。


次週の金ローは時かけ、再来週は竜そばか〜。竜そばは見てみたいと思ってます。時かけ、見たことないかも…。見るかもなぁ。

数年間に行った、山本二三展で時かけの背景画は見てるのですが。有名な踏切のシーンのやつ。他にも見たな〜。
山本二三展の図録と山本二三の画集買いましたよ。



ズムサタ見てたら明日の金田一、見るかもしれん。さらっと番宣してた。

オペラ座の怪人殺人事件、アニメ版の印象がえらい強いのだがドラマ版はどれも印象が薄い…。何が違うんだ。アニメ版は原作まんまだが、ドラマ版はさらに脚色が加わってるせいか?

金田一で必ずと言っていいほど出てくる、オペラ座…。演出がどうなるのか気になる。シャンデリアの下りは派手だと思うけどな〜。


今日は晴れましたが暑くなるらしい。風があるだけマシか。
今日はアニアカなくて山下達郎三昧だからな〜。次週のアニアカはメタルヒーロー特集だから聴くぞ。

束の間の

話題:今日見た夢
低気圧のせいかわからんが、寝起きが悪かった上に夢見もビミョーだった感じがする。


シェルター第9地区襲撃から約1週間後。敵の狙いは人員が手薄なシェルターに変わってた。ここの下りはダイジェスト。
約1週間以内に起きたこと。

・第3地区襲撃、陥落寸前→隊員と避難民は第2と第4に分散して難を逃れる
・第37地区襲撃
・第22地区襲撃
・ゼノクがある町に襲撃を図るも、敵は町ごと要塞化されたシールドに阻まれ失敗


翳珠本拠地では宇崎達司令クラス以上5人がリモート会議していた。西澤はゼノク襲撃未遂について深刻そうに話す。

「思っていたよりも早かったですね、ゼノク襲撃。未遂に終わりましたけど、また来ますよね」
「だから町ごと要塞化して良かったでしょ?西澤と宇崎」蔦沼は最初から予見していた模様。

「まさか敵もゼノクの外まで要塞化してるとは思わないって。あのシールド、かなり強力みたいですね〜長官」宇崎はシールドに興味があるっぽい。
「見た目は透明でわかりにくいが、かなりの強度だよ。ゼノク周辺にもシールドを張り巡らせてあるから前回みたいに簡単に侵入させないよ」蔦沼は策があるらしい。蔦沼は九条に聞いた。
「九条、早速あのシステム使ってみたかい?」
「防衛システムは作動させてるよ。本拠地周辺はばっちりだ」
「戦力がゼノクに集中してるから手薄なシェルターが次々と襲撃されているが、いいのか?」西日本支部の小田原司令が蔦沼に聞く。

「犠牲が出るのは仕方ない…。市民の中から積極的に戦う義勇兵まで出たと聞いてるが、本当か?」
「第3地区から分散した市民のことですね。激しい戦闘で陥落寸前まで行ったから、市民も戦ったと聞く」
「一般人が戦うのは避けたいんだよな〜。こんな状況だからそうも言ってらんないけども」


長坂はゼノク襲撃に失敗したことを何者かに呟いている。
「ゼノク周辺、要塞化されてたな…。蔦沼が噛んでる…。どう思うよ、鐡(くろがね)。いや…ザルバ」

長坂の側にはガラの悪い男がいた。怪人の人間態。鐡と呼ばれた男の本名はザルバ。首や手の甲には刺青がしてある。
幹部クラス以上の怪人であり、長坂の相棒のような存在でもある。
「まだゼノク最深部はいいっしょ?今はじわじわと市民に恐怖を与えるべきだろうよ…。シェルター襲撃は成功してるんだぜ?」
鐡は独特の喋り方。刺青もそうだがピアスなどアクセサリーもじゃらじゃら着けてる。
「鐡は楽しそうですね」

「だからあんたと組んでるだろうが。あんたもさっさと怪人態でやりゃあいいのによ」
「長官という立場を利用しないとねぇ。蔦沼栄治は潰しますよ。都筑悠真は利用価値があるからこっちに引き入れるまで」
「ゼノクか翳珠本拠地に遊びに行っていいか?」
「勝手に行ったら容赦しませんからね。計画通りに貴方には動いて貰いますよ」
「めんどくせーやつ」


ゼノク襲撃未遂があったことから警備は強化されていた。まだ緊急配備はされてないが、対怪人用兵器はすぐに作動出来る状態にしてある。
館内や敷地内は通常なので、緊迫感があまりない。研究施設の警備は特に強化されてある。


鼎はようやく最深部にいる元人間の怪人・TZUのことを受け入れられるようになった。今なら地下に行けるかもしれない…。だが躊躇いもある。


鼎は悩み事があったり、考え事があると広い庭園が見える場所へと行くようになっていた。ゼノクに来てからはずっとそんな感じ。
その日の鼎は薄いベージュのスーツに翳珠の制服、ウィッグ姿。TZUの件以降、鼎はいまいち仮面姿になれないでいる。


鼎は庭園が見えるベンチに座っていた。鼎は悩み事があるのか、ずっとうつむいていた。まだ午前中とあって外に出ている人はまばら。
鼎はなんとなく顔を上げた。スーツのマスクがのっぺりしてるので鼎の表情はわからないが、庭園の奥で作業をしているゼノク職員らしき人を見たのが気になった。

あれはゼノク職員…だよな。鼎は気になり、その人の元に向かう。迷惑じゃなかろうか。
その人はスーツに作業着で作業をしていた。ゼノク職員のうちの2割のスーツ着用の人だ。見たところ、男性っぽい。肌全体を覆うスーツ姿の人は職員でも入居者でも人の判別が難しい。


その人は鼎が来たのを察した。作業着の職員は庭仕事でもしていたのか、スーツが汚れないような装備をしている。黄色いスーツに青いつなぎ、外作業をしているせいかサングラスをしている。

「君、よく庭園に来る人だよね?えーと、紀柳院さんだっけ」マスクで表情はわからないが声は優しい。
「そうだが…。なんだか気になって…」
「草花が好きなの?あ、僕はゼノク職員の新山だよ。よろしくね」
新山は外作業が多いのか、目立つ色のスーツを着ていた。新山は作業をしながら鼎の話を聞いてあげた。

「そうなんだ…。色々と大変なんだね。僕も元はゼノク入居者なんだ。そしたら職員にならないか?って抜擢されて好きな庭仕事をしてる。スーツをあえて目立つ色にしているのは外で自分の存在を知らせるためなんだよ」
だから新山はスーツ姿なのか。…てことはこの人、まだ治療中なんだろうか…。

「紀柳院さん、心配してるの?これは好きで着てるだけ。制服みたいなものだよ。ゼノクじゃないとこの姿で仕事なんて出来ないからね。ゼノクの元入居者は特例でこのスーツ姿で他の職場で仕事してる人もちらほらいるみたい。結局ゼノクに戻るパターンが多いけど」

鼎は花を眺めている。ゼノク元入居者の事情を知り、複雑になっていた。
ゼノクを出た後が大変らしく、すぐには外部の環境に馴染めないため1年くらいはスーツ姿でいる人が多いと聞いた。新山もそうだったらしく、馴染めなかったという。
「花、綺麗でしょう?僕はゼノクの人達に安らぎを与えたくて庭仕事をしてるから。気になったら声、気軽にかけてね」新山は次の場所へと行ってしまった。


鼎は新山のスーツが夏用のものだと察した。外作業が多いから蒸れにくく、乾きやすい素材にしてるんだろうな…。それにしてもスーツ姿で外作業はハードじゃないのか。館内は空調効いてるからまだしも、外って…。

鼎は新山の素顔がちょっと気になった。新山はゼノク隊員ではない気がする。


鼎は館内に戻り、受付の2人に聞いた。
「新山さんはゼノク隊員じゃないですよ」烏丸は答えた。烏丸もスーツ姿に制服、ウィッグで受付にいるが烏丸も制服感覚でスーツを着ている職員でもあり隊員。
新山のようなスーツ姿の職員は勤務中は休憩時間くらいしかスーツを脱がない。一部しか脱がないパターンが多い。


別の日。鼎は治療の帰りに庭園が見える場所へと向かった。この日の鼎は淡いライトブルーのスーツ姿。
鼎は治療直後だったせいか、少し苦しそうにしていた。

「まだ病院で休んでいた方が良かったかな…。しんどい…」鼎はベンチに横になっている。新山は鼎に気づいたらしく、来た。
「紀柳院さん…治療あったんですか?」
「あぁ…今日治療の日だったんだ…。辛いよ。だんだん戦える身体に戻ってきているみたいだが」
「無理は禁物ですよ」

鼎は新山の声に聞き覚えがあった。まさかとは思うが、高校時代の同級生ではなかろうか…。だが自分は事件後名前を変えているし、スーツ姿じゃなくても仮面姿が多い。わかるはずがない。


「新山は何年前にゼノクに来たんだ…」
「ここが出来てからすぐですね。僕は後遺症が重度だったんでなかなか回復しなかったんです。ここに来てから都筑悠真さんが名前を変えて生きてるって聞いて…そしたらあなたがその人だというから」
「私の本名、知っていたのか…」
「声だけでもわかりますよ。僕は影ながらに紀柳院さんを応援してますから…まさかゼノクで再会するなんて思わなかった」
「互いに顔が見えないのが辛いけどね…」

2人は高校時代の同級生、クラスメイトだった。都筑家事件の後、数ヵ月後に新山も怪人による深刻な被害を受ける。新山の後遺症は重度。5年以上もゼノクにいることとなった。新山は治療を続けながらゼノク職員となっている。だから人前では肌全体を覆うスーツ姿。


新山はゼノクで悠真の生存を知る。悠真は名前を変えて生きていた。悠真の状況は全身に火傷、顔は大火傷と聞いて名前を変えざるを得ない事情があったのかなと悟る。
悠真の状態からしていつかはゼノクに来るとは思っていた。

ゼルフェノア本部の最前線の隊員に彼女がいたなんて、信じられない。


鼎はようやく体勢を変えた。少しは楽になったらしい。

「ここ、そんなに重要な場所だなんて知らなかったよ…」
「重要なのは研究施設だけどね。新山、だからアラートが鳴ったらすぐ逃げろ。お前は外作業が多いから危険すぎる…。外にシェルターはあるのか?」
「あるにはありますが、作業場所によっては間に合わないかもしれない…」
「ここに来てお前も失いたくないんだよ…。敵の目的は研究施設最深部なのは明白だ。西澤室長に聞いてみるよ」

「紀柳院さん…そこまでしなくても」
「外部よりも内部の方が安全なのはわかっているんだろ!?一時的にでいいから館内にいればいいのに…」
新山は沈黙した。何か思うところがあったらしい。ゼノクの敷地は広いため、外にあるシェルター2ヶ所まで間に合わない可能性がある。


西澤はある日、ゼノク隊員以外の職員全員にあることを伝えた。いつ敵が来てもおかしくない状況になったので、外作業の職員は一時的に館内にいるようにと。敷地内にある学校は休校。

ゼノクは近々緊急配備がされそうな雰囲気に包まれた。新山は慣れない館内勤務になんとかついて行ってる。これは敵の脅威が過ぎるまでなのでいつまで続くかわからない。


ゼノク周辺の様子をずっと伺っているものがいた。鐡(くろがね)だ。
鐡はゼノクをどう攻めるか画策していたらしく、ニヤニヤしている。

「蔦沼栄治を引きずり出すには…どうすっかなー。都筑悠真は引き入れたいが、ゼノクのあのスーツが厄介なんだよなぁ…。判別が難しい」
ゼノク特有のスーツシステムを考えたやつって誰なんだ?蔦沼栄治か?



鐡(くろがね)と新山、唐突に出てきた。悠真の同級生がゼノクにずっといるってのはなんとなくあった。
ゼノクでは入居者→職員パターンは稀にある。新山以外にもあと1人くらいいる。

新山、暑そうに見えるが平気なのかよ…。夏用スーツを着てるらしいが。外作業でスーツを汚れないようにするの、かなり難しいと思うのだが…。急遽、館内勤務になったので新山的にはスーツが汚れないからいいのか?


長坂と組んでる怪人が判明。ガラの悪い男、鐡。幹部クラス以上ってヤバいやつすぎる。
こいつは楽しみながらやってるだけだが、性質悪そう…。今のところは長坂の言いなりになってる。本当は暴れたい。

鐡はゼノクのシステムに早速苦戦してるっぽいが…。ゼノク特有のスーツシステム、人の判別が難しいため敵も苦戦?


蔦沼潰しに躍起になる長坂だが、ゼノク襲撃に失敗してるからな〜。
代わりに手薄なシェルターを襲撃するという。一部の市民まで参戦かよ。


鼎と新山のところが妙に生々しかった…。

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