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隔離棟の戦い

話題:今日見た夢
まためちゃくちゃ気味悪い描写の夢見ました。変なところがリアルなの、地味にキツい…。


長坂の潜伏先では超巨大モノリスに何やら話しかけている。
「ゼノクの入所者、全員怪人化させてもいいですが…ここはやめておきましょう。彼ひとりだけ実験台になればいい」
長坂はモノリスに手のひらをかざす。


翌朝、鼎は急いで本部に来ると翳珠(えいじゅ)のメンバー達と接触した。ゼノクの被験者怪人化事件の詳細も話して。
「紀柳院さん、なんでまた俺達に!?」鶴屋は驚いている。
「今、室長と晴斗達3人はゼノクにいると聞いた。ゼノクに関して知ってる人間が翳珠にいると聞いてきた。力を貸してくれ、貸せ。」
鼎は少し強引気味に言う。九条は答えた。
「そう来ると思ってたよ。今、神(じん)がゼノクにハッキングしてる。場所は隔離棟だね」
「ハッキング成功しました!隔離棟の監視カメラの一部の映像は見れます。あとゼノクの一部のシステムは操作可能です」
「神、よくやった」


ゼノク・組織専用宿泊スペース。晴斗達3人はひとつの部屋で雑魚寝状態になってた。
御堂はゼノクに来た時から、ある人が気になっている。
「なんか御堂さん、ここに来てから様子がおかしいですよ?どうしたんですか」晴斗がいぶかしげに聞く。
「いや…ここに俺の妹がいるんだよ。ずっと言えなかったけどな」
「い…妹!?」
「年の離れた妹だよ。今なら高校生になってるはずだが…。かれこれ3年くらいはここにいる」
「えっ!?ちょっと待て。それらしき人、昨日見たよ俺。顔はマスクでわからないし、制服姿でウィッグ着けてた子がいたけど…まさか…」
「その『まさか』だよ。あいつは柚希だ。人前ではあの姿だって聞いてたから動じなかったが、実際に見ると複雑だ…」
「御堂さんがこの組織に入ったのって」
「まぁ、そういうこと。色々あんの。俺は無傷だったが逆になりたいよ…本当は。柚希の素顔は可愛いぞ。マスクで見えないのが残念だかな」
御堂さんってシスコンなのか!?意外すぎる…。

3人は宿泊スペースから集合場所の共用スペースへと移動した。そこには宇崎がいた。
「御堂、おはよう。お前、妹と話しなくていいのか?任務になるとしばらく会話なんて出来ないぞ」
「室長まで…」
宇崎は手招きすると肌全体を覆う白い「それ」を着た上に高校の制服、ウィッグを着けたあの女子高生が来た。顔はのっぺりとしたマスクのせいでわからないが、女性というのはわかる。

御堂の妹・柚希は自信なさげな仕草をしていた。顔は隠れているはずなんだが。ずっとうつむいている。


「皆、ごめん。柚希はちょっとシャイなんだ。組織の人とは初めて会う人ばかりだから緊張してるかも。室長とは会ってるみたいだな」
「兄貴…久しぶりだね。ごめんねこんな見苦しい姿で」柚希の声は小さい。
「いや…大丈夫だよ。顔が見えないのがもどかしい。その制服、自分で揃えたのか?」
「うん。高校風の制服を揃えたの。ゼノク内の学校には制服ないけど…高校生っぽくなりたくて」
柚希の制服姿は制服風の私服だった。確かに昨日とは微妙に違う。
一通り会話を終えた御堂兄妹はそれぞれ別れた。柚希には友達がいるらしく、仲良くやってる。同じゼノクの入所者。

御堂はどこか上の空だ。妹の動くマネキンのような、変わり果てた姿を見たせいもある。あの肌全体を覆うスーツの下、どうなっているんだ。柚希の後遺症は軽度らしい。
シャイな柚希からしたらあの姿は落ち着くみたいだが…。


突如、館内にアラートがけたたましく鳴った。「隔離棟で異常事態発生、入所者は直ちに居住区並びに病棟へ避難せよ」とアナウンスが流れている。
「隔離棟って、あの例の被験者じゃ…!」4人は急いで研究施設内にある隔離棟へと向かった。武器を携えて。


ゼノクで異常事態が発生すると避難が完了する頃合いに、頑丈な防弾シャッターが数ヶ所閉まるシステムになっている。
入所者達は急いで避難した。柚希はアラートに怯えていた。KONOHAは柚希の手を掴んで一緒に居住区へと逃げる。
「柚希、大丈夫だよ。今ゼルフェノアの人達が隔離棟へ向かったから心配しないで」
「私は兄貴が心配だよ…」
「落ち着くまで私の部屋にいようか。大丈夫だから」
KONOHAは柚希と親しいらしい。


隔離棟では例の被験者の部屋で異変が起きていた。被験者は手足の拘束具を破壊し、部屋を出ようとしていた。これは部屋の監視カメラも捉えていた。
全身黒ずくめの肌全体を覆う「それ」を着た男が唸り声を上げながらドアを破壊している。手足には拘束具がついたまま。鎖を引きずっている。

西澤は部屋の外から声をかける。
「やめろ!破壊するな!わからないのか!!」
男はしきりにドアをドンドンと叩き、体当たりしドアをベコベコと凹ませている。明らかに人間離れしていた。
西澤は危惧した。怪人化が進んでいる…。

宇崎達4人は例の被験者の部屋の前にいた。西澤が不味そうな表情をしながら言う。
「彼はもう、怪人化がかなり進んでいます。まだかろうじて人の姿を保ってはいますが…あのスーツはそろそろ限界に来ている。スーツも相当耐えてますからね」
「…つまり姿が変貌するかもしれないと!?」
「この怪人化はあり得ない…。怪人による後遺症で怪人化なんて何者かが操作したとしか思えない」

やがてドアはぶち破られ、怪人化した被験者が姿を現した。まだ人の姿のままだ。黒ずくめの全身を覆うスーツを着ている。
声は唸り声を上げながら鎖をずるずると引きずりながらこっちに向かう。
「まだ人の姿だ…」晴斗達は武器を構えた。
突如、男性は苦しそうな声を上げると身体の一部が変化していた。両腕から刃のようなものが生えている。それはスーツを突き破っていた。

「スーツはもう限界に来ています。攻撃体勢に入って下さい!」西澤は叫ぶ。

さらに男は声を上げた。姿がだんだん化け物じみて行く。もはや人間ではない。
黒ずくめの怪人はのっぺりした顔を晴斗達に近づけるなり、大きな口を開けた。肌とスーツが一体化したように見えるが…。口は異様に大きいし、牙が並んでいる。威嚇しているようだ。

晴斗は抜刀し、怪人に攻撃を加えたが腕の刃に阻まれて効いてない。
空操も強烈な一撃を加えるがほとんど効いてないように見えた。
御堂はカスタム銃を構えたが、手がガタガタと震えていた。あの姿の妹を見た直後のせいもある。御堂は迷いを見せていた。
「御堂さん!何やってんですか!?」晴斗の声。一瞬の隙を突かれ、御堂は怪人によって吹っ飛ばされた。

宇崎は鉈のような武器を構えた。
「あれは強化態でもないみたいだね。無理やり怪人化された変異態というべきか。無理やりやられているから中途半端な状態だな」
宇崎は果敢にも怪人に向かってダッシュ、攻撃を加える。少しだけダメージを加えることが出来た。
「御堂、お前今までも人間から怪人化した怪人をいくつも倒しているだろうが!迷っている暇はない!」

御堂は銃を改めて構えた。迷いは既に消えていた。これ以上、被害を広めるわけにはいかない。柚希だって怖がっている。
御堂は照準を定め、銃を撃った。怪人が怯んだ隙に晴斗が斬りかかる。怪人は攻撃出来ないほどにダメージを受けていた。
宇崎は変異態となった被験者をギリギリ殺さないでいた。被験者の身体を確認する。
「西澤、こいつのマスク…外せないか?元は人間なんだろ?」
「司令、そんなことしたら彼はもう…」
「わざと殺さなかったのはそのためだ。脱げるかやってみてくれ」
西澤と宇崎はぼろぼろになった怪人化した被験者のマスクを外した。マスクの下は見ていられないくらいにひどい。かろうじて人間の顔の面影はあった。
被験者は西澤の顔を見るなり、自我を少し取り戻したらしく何か言いたげにしている。だが言葉は発することが出来ない。
「五十音のボードを持って来て欲しい。彼は最期に何か言いたげそうだから、言わせてあげたい」宇崎の提案に3人は驚きを見せた。

だからわざと殺さなかったのか…。ゼノクの入所者は訳あり故に言いたいこともあるだろうと。そう宇崎は読んだ。
男はゆっくりと五十音ボードに指を差していく。
『かぞくにあいたかった』
男はそれを伝えると力尽きた。宇崎達は複雑な気持ちになっていた。

西澤はゼノクにいて長いが、被験者の怪人化は初めてだという。
明らかに何者かが操作した。


ゼノクを後にする前に御堂は再び柚希と会った。
「柚希、怖くなかったか?」
「兄貴、大丈夫だったよ。友達とずっと一緒にいたから」
「そうか」


宇崎はある提案をした。
「柚希〜。お前ゼルフェノアの隊員希望なんだろ?この際だから本部、1日見学してみないか?柚希みたいに素顔を見せられない隊員もいるから話を聞けばいいよ」
「あ…あの…その人って、紀柳院鼎さん…ですよね?仮面の隊員だって」
「私、こんなのっぺらぼうみたいなマスク姿ですけど大丈夫でしょうか…?ゼノクにいると感覚がなくなっちゃう」
「さすがにその姿だと街中は歩けないなー。変に注目を浴びてしまう。あ、そうだ。試しにこれを着けてみて」
宇崎は女性用の白いベネチアンマスクを渡した。鼎が着けている改良型ではない、市販のもの。

柚希は人に見られないように後ろ向きになるとウィッグとのっぺりしたマスクを外し、仮面を着けてみた。


御堂は柚希が仮面が紐で結ぶタイプなのを知らないとわかると、すぐさま直した。
「柚希、この仮面は紐で結ぶタイプなんだ。ゴム紐じゃないから気をつけろよ。鼎も同じタイプの仮面を着けている」
「あ…兄貴…どうかな…」
宇崎は手鏡を柚希に見せる。柚希はどこか嬉しそうに見えた。
「仮面って手もあるんですね。知らなかった…」
「人によっては包帯で隠しているやつもいるけどな」
「柚希、お前の仮面姿似合ってんじゃん。それなら街中歩けるな」
「仮面に似合ってるとかってあるのかなぁ…。あののっぺりマスクですら人を見分けるの、難しいのに」柚希の声は自信なさげ。


柚希が本部に見学出来ると聞いて喜んでいる人がいた。友達のKONOHAだ。
「柚希、本部見学出来るの!?良かったね。ゼノクの外に出るの約3年ぶりになるんじゃ。よく許可出たね…」
「紀柳院さんに1度会ってみたかったんだ。あの人、ずっと仮面姿で最前線にいるから気になってて」


帰り道、5人となった車内は少しキツそうだった。柚希は1泊するため、荷物も積んでいる。


柚希は車内では仮面姿ではなく、着なれた肌全体を覆う「それ」を着てた。柚希は後部座席にいるため、顔がのっぺりしたマスクだとはわかりにくい。
万が一、何かあっても晴斗達が柚希を守るように宇崎が仕向けていた。ゼノクの人間が施設の外に出ること自体、稀。基本的に許可なしでは施設の外には出られない。病院のようなシステム。

今回柚希はたまたま室長の提案により、1日だけ施設の外に出ることが出来た。
柚希は翌日、ゼルフェノア本部を見学することになる。
柚希は宇崎が運転する車で御堂の家に送られた。宇崎は朝に迎えに来るという。これはゼノクの人達に対する配慮でもある。



怪人化した男はヴェノムのような見た目に近い。

変異態なので力も中途半端。長坂の手にかかればゼノクの入所者は全員怪人化出来る。
怪人による後遺症と怪人化は無関係。あり得ないと既に出ている。

御堂の妹がなぜゼノクにいるのか、明かされるのかは不明。御堂はそれ以前にゼルフェノアに入っているため、妹が怪人案件に巻き込まれたことを悔やんでいる。
御堂曰く、素顔は可愛いらしい。御堂の下の名は和希。


御堂兄妹の下りと隔離棟の戦闘描写、鼎と翳珠のやり取りが生々しいよ…。特に御堂兄妹がな…。


翳珠の戦闘メンバーはとんでもない経歴の人ばかりだが、神(じん)は元ハッカー。道真は元自衛官だったりとわけがわからない。
なんでそんなやつらが対怪人戦闘集団にいるんだって話だが。

経歴だけ見れば翳珠は異常。少数精鋭だからか?
ゼルフェノアは素質のある人はわりと入れるため、間口は広い。ただし、任務がキツくてやめる人も多い。

福井さん…いや照井


話題:おはようございます。
昨日の拍手3個ありがとうございます。昨夜ワールド極限ミステリー前半約1時間を見た後になんとなく特捜9を見てから寝たんだが、特捜9に福井さん…照井が出てたよね!?犯人役で。

クレジットに思いっきり出ておったよ、照井が…。


特撮出身俳優のことをその役名で呼んでしまうのは、あるあるなんででしょうか…。
すだまさきもフィリップと呼んでしまうし、竹内涼真も進兄さんと呼んでしまう…。他にはフォーゼのふたりとかかな。フォーゼとメテオ、売れっ子になったのヤバいわ。
戦隊のレッドだと殿やアヲタ・マベちゃんとかかなぁ…。ゴセイジャーは見たことないですが、アヲタはすごい見るんで。ミュージックブラッドのMCじゃん。
テレビで見るレッド、チーフもちょいちょい見るよね。


悪役だとホラン千秋か…。

マジレンのヴィランだっけ?マジレン見たことないからわからんが…。幹部役をやってたような。



たまたま見たドラマで不意討ち喰らうこと、よくあります。キャスト的なもんで。
この人いたの!?…ってなる。昨日の照井はクレジット見るまでわからんかったよ…。

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