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続・研究施設攻防戦1


話題:今日見た夢
昨夜はまあまあ寝やすかったのですが、なんかまた変にリアルなもん見た。


長坂がゼノクを襲撃してから5日後あたり。ゼノクに再び不穏な空気が流れ始める。九条は隊員達の配置を変えることにする。

突如、ゼノクのアラートが鳴った。奴が来た…!今度は2人だけ。長坂と鐡(くろがね)。
これには晴斗達も騒然とする。2人だけ…?しかも鐡までいる。


鐡はいきなり晴斗に襲いかかってきた。まだ人間態。

「久しぶりだな、暁晴斗。遊ぼうぜぇ」
晴斗は鐡の威力に一瞬負けそうになるが、二刀流で対抗。
「なかなかやるじゃねぇの、気に入ったぜ」
鐡は楽しそう。鐡は右手を変化させ、剣のような状態にし晴斗に次々畳み掛ける。
こいつ…強い!晴斗は圧されている。覚醒出来る隙がない。


長坂は淡々と研究施設に向かい、攻撃を仕掛けている。人間態なのに既にゼノク隊員に負傷者が続出。烏丸と柚希は撤退を余儀なくされる。
長坂は蔦沼を探す。どこにいる?同時に鼎も探していた。

「雲隠れしても無駄なのにねぇ…」
長坂は手のひらをメイン施設へとかざした。手のひらから光が発射され、メイン施設の一部が被弾。長坂が狙った場所は居住区・長官の部屋付近だった。

居住区・長官の部屋では蔦沼が南に警告する。
「長坂に気づかれてしまったかもしれないな…」
気づかれた!?


しばらくして、長坂はいつの間にか破壊した場所から居住区へと侵入→ピンポイントで蔦沼の部屋へと来た。

九条はモニター越しに父親を心配する。このままでは親父がやられてしまう…!
居住区の蔦沼の部屋には隠しカメラがあるため、状況がわかる。


長坂はわざわざドアをノックした。南は銃を構え緊張しながらドアを開ける。
長坂はニコニコしながら強引に部屋へと入る。
「…何しに来たんだ、長坂」

南は銃を構えたまま、長坂に問う。長坂はちらっと南を見ながら答えた。
「蔦沼くんの様子を見に来たんですよ。呪いは順調に進行しているようですね…」

長坂は蔦沼が横たわるベッドを見た。肌全体を白いスーツで覆っているな…。切断した両腕は義手になっているのか…。それにしても辛そうだな。

蔦沼は長坂に聞く。
「僕を…殺さないのか?潰しに来たんだろ?」
「その状態を見ていたら、何もしなくても大丈夫なので安心しました。呪いを制御していたのか…。そして制御が解けそうなんだね。苦しむがいい」
長坂は部屋を出て行ってしまった。その直後、蔦沼に異変が起きた。南は急いで駆け寄る。
「長官、しっかりして下さい!長官!?」
「制御がそろそろ解けそうだ…。これで死に近づくな」
蔦沼の異変に九条は見ていられなかった。制御が解ければさらに若年化する。制御の分抑えていたため、かなり危うい。


一方、鐡は晴斗をジリジリと追い詰めていた。なんとか二刀流覚醒をするも、なかなかダメージを与えられずにいる。晴斗は苦戦。

長坂は居住区から再び研究施設へと侵攻。この間に隊員達は次々とやられている。長坂はターゲットを鼎へと変えていた。
どこにいるんだ、都筑悠真…。出てこい…。


研究施設周辺には本部の隊員と翳珠メンバーがいた。鼎は狙われているため、彩音と共に隠れている。鼎はガクガクと震えていた。
「鼎…私がいるから…大丈夫だよ」

彩音はこんなにも怯えている鼎を初めて見た。相当長坂は脅威らしい。
彩音は3つの武器から弓を持ってきていた。弓だけで弦を引くと光の矢が出る仕組みになっているため、無限に撃てる。


長坂がゼノクに侵攻したことにより、首都圏ではぱたりと敵が出なくなっていた。翳珠本拠地にいる宇崎はシェルター防衛に当たっている御堂達にあることを伝える。

「宇崎、本気かよ!?いくら今敵がいないからってゼノクに援軍出すって」
「御堂、落ち着け。長坂の野郎、卑劣な攻撃を仕掛けてやがる。ゼノク隊員にも多数の死傷者が出てるんだ」
「俺達が行ってどうにかなるもんなのか?」
「御堂と霧人なら行けるだろ?お前らの破天荒な戦闘スタイルならな」
「そういう問題じゃなくね…?」


長坂は研究施設前に到達。
このままだと侵入される!

九条は3つの武器を持つ隊員に指示を出した。長坂に集中攻撃せよと。
彩音は物陰から矢を放つ。矢の威力はかなりのもの。

青龍刀は烏丸が持っていた。烏丸は一旦撤退した後に武器を変え、再び出撃。烏丸は戦闘用スーツ姿のまま。
斬馬刀は鶴屋が持っていた。この3つの武器は誰が使うというルールがない。誰でも使える。


鶴屋の豪快な攻撃に長坂は怯んだ。なんだこの威力は…?
烏丸はアクロバティックな動きで畳み掛ける。烏丸は戦闘用スーツ着用だと忍者のような動きをするため、強力な長坂の攻撃もなかなか当たらない。
彩音は遠くからひたすら矢を放っていた。こいつを少しでも遠ざけなければ…。


晴斗vs鐡はなかなか決着着かない。こいつ…しつこい!!
晴斗は一気に攻撃を仕掛けることにした。二刀流覚醒から強化をする。ゼノク周辺に轟音が鳴った。晴斗による衝撃波は鐡にダメージを与えたが、あまり効いてない。

鐡は飽きたのか、いきなり攻撃をやめた。
「やーめた」
「まだ決着着いてないだろ!?」
「俺、飽きたわ。決着は後にしないか?暁晴斗くんよ」
「なんなんだ、こいつ…」
「俺は紀柳院鼎だっけ?あの仮面の女には興味はない。長坂はこだわっているようだが…お前ならあいつを止められるんじゃねぇの?」
何言ってるんだ?鐡は…。

「じゃあな。決着はゼノクの戦闘が終わってから着けようか」鐡は消えた。
鐡は鼎には興味がない。暁家だけに興味がある。それにしても変わった奴…。


長坂は鐡が消えたことに気づいてない。斬馬刀と弓に翻弄され、烏丸のトリッキーな戦闘スタイルにも翻弄されている。
長坂は研究施設からじわじわと離れ始めた。

3つの武器は長坂に効果的なダメージを与えている。
烏丸は2度目の出撃をしていたため、撤退。


鼎は彩音が攻撃している間に動いた。鼎は時々よろめきながらも長坂に銃を向ける。あと何回戦えるんだろう…。
鼎は静かな怒りを長坂に向けている。彩音は鼎がいないことに気づいたが、遅かった。
「鼎っ!!」

長坂に銃を発砲する鼎。前回の戦闘より鼎の身体に異変は起きているのは誰が見ても明白。


鼎はぜいぜい言いながらひたすら長坂に攻撃をするも、当たらない。長坂は鼎に接近。突如、優しい言葉をかける。
「あなたの身体、限界が近づいていたんですね…。知りませんでした」
「何が…言いたい…」
表情は見えないが、睨みつけているように見える。
「私の元に来ませんか?その身体、治しますよ。仮面生活からおさらばしたいでしょう?」
「…………」

鼎の手はガタガタと震えている。彩音は感じた。あれは罠だ。
「鼎!惑わされないで!!」
「うるさい輩ですねぇ…」
長坂は手のひらを彩音に向けてかざした。彩音は攻撃を受ける。
「彩音っ!!」
鼎は叫び、彩音に駆け寄った。目の前で親友がやられた。彩音は致命傷は免れたものの、激痛に悶えている。辺りは血に染まる。


長坂はひとしきり辺りを攻撃すると、消えた。人間態だけであの強さ。どうしたら…。
今回はゼノク隊員に死傷者が、本部隊員にも負傷者が出た。彩音は病院に搬送されている。


鼎は長坂の言葉に迷うことになる。事件以降、ずっと仮面生活を強いられている鼎からしたら身体が治れば事件前のような日常を取り戻せるの…か?
だが、仮面はすっかり「身体の一部」となってしまっている。元に戻っても馴染めるのか…?


鼎は戦闘後、ふらつきながら倒れた。なんとなく自覚していたが、持ってあと1、2回の戦闘が限界かもしれない。
身体がだんだん持たなくなってきている…。


西澤は鼎の部屋に来た。鼎の様子が気になったから。
「西澤…何の用で来た…」

鼎の声は力がない。目の前で親友がやられたのもあるが、長坂の言葉に迷っているのもある。


「紀柳院、君はもう戦わなくてもいい。休養した方がいいよ…もう、限界が近づいているんだろう…」
「わかっている…だが…私は……私は…」
鼎の顔は仮面に隠れているが、迷いと悔しさを見せているのがわかる。鼎はずっとうつむいていた。
「ほら、顔を上げて。こっちでも最善を尽くすから…だから…無理だけはしないでくれよ…」
西澤は泣きそうな声になっている。鼎はようやく顔を上げた。仮面で表情がないはずなのに、少しだけ明るさを取り戻したようにも見える。

西澤は意外と感情移入しやすいのか、何も言わずに部屋を出た。
それからしばらくして西澤は再び鼎の部屋へと来た。


「今度は何だ?」
「戦闘に参加するなとは言いません。ですが…少しでも良くなるようにこれを持ってきたんです」
それは怪人による後遺症重度用の治療に使う薄手のスーツ。重度用の在庫が少ないのか、柚子色とクリーム色、各2つずつ持ってきていた。

「極力これを着て貰いたいのですが…。戦闘時は別ですよ。この重度用のスーツ、欠点がありまして…視界がほぼゼロになるんです。だからこの特殊な眼鏡かサングラスが必要なんですが…」
西澤は特殊仕様の眼鏡とサングラスもスーツと一緒に渡した。
「私は重度クラスなのか…」
鼎はかなり落ち込んでいる。

「その仮面、目の部分って黒いレンズですよね」
「それが何か…?これは目の負担を軽減させる役目があるんだよ。火傷のダメージは目にも及んでいるからな…」

「すいません、ずっと気になっていたんです。その仮面、市販の仮面じゃないと思っていたから。ベネチアンマスクのわりにはやけにスッキリしてるなーと思っていたんです」
「これは宇崎によって改良された私専用のものだよ。顔のサイズも私に合わせてある。目の部分は少し大きくして貰ったが」
「そんな経緯があったんですか…」
西澤はスーツと特殊仕様の眼鏡とサングラスを渡すと、今度こそ部屋を出た。


「鼎に重度用の治療スーツ、渡したのか…」
宇崎は西澤とリモートしてる。
「じゃないと彼女、身体がいつまで持つかわかりませんって。もう見ていられなくて」

「鼎は迷っているように見えたのか?」
「長坂に何か吹き込まれたのかもしれません。あと目の前で駒澤がやられたのもあるかと…」
「とにかく西澤は鼎を監視しろ。援軍出すからそれまでなんとかゼノクを持たせろ。長坂の狙いは鼎だけになったのが気になるな…。長官を攻撃しないなんて予想外だよ」



終盤感、めっちゃ出てきた…。長坂の本気がヤバい。これまだ人間態なんだが…。
鐡は読めない奴なので飽きて帰ったみたいだが…。鐡は単に晴斗と戦いたかっただけっぽい…。


どこがリアルだったかというと、研究施設周辺の戦闘。鼎の目の前で彩音がやられ、鼎は長坂の言葉に惑わされてるあたりがもうね…。

一気に死傷者増えてる…。
途中から一気にエグくなったわ。


西澤室長は鼎の仮面が宇崎司令(室長)による、改良型だとようやく知るわけだが。


西澤は西澤なりに鼎の身体が少しでも良くなって欲しいと、手を尽くしてる感が半端ない。
重度用の治療スーツは軽度用よりは効果はあるが、視界がほぼゼロという欠点が。

鼎は戦闘時以外はスーツ姿で過ごすことになる。慣れない特殊仕様の眼鏡orサングラスに苦戦しそう。


長坂は蔦沼を抹殺しなかった。見るからに弱っている、ベッドから動けない状態なのもあったからだと思われる…。
不穏なのは長坂が去った後、蔦沼に異変が起きていること。

無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手3個ありがとうございます。今朝はどんより曇り空です。雨予報になってんな…。

今日はクラシックTV見なくては。渡辺宙明先生追悼で宙明先生の回、セレクションでやるから見ないと。
あの回は神回でした。清塚さんがゼンカイジャーの最終回に使われたBGMのピアノ曲をやってたのが印象に残ってる。


ギャバンは四重奏でやっていたんだっけか…。今日見ればわかるよね。クラシックアレンジの特撮ソングは新鮮。またやって欲しい…。
吹奏楽アレンジはめちゃめちゃ聴いてるような気がする。スーパー戦隊の曲って、ホーン隊が強調されてる曲が多いせいかと…。

ライダーの曲はテイストが違うのよね。ギターめっちゃ使っているイメージがある。



今朝のTHE TIME,まなまるさんのクレヨンしんちゃんでマツケンサンバの破壊力、ヤバい。禁断の扉開いちゃいましたからねぇ〜。
安住の切り替えもヤバいけども。切り替え早っ!

ラヴィットとのバトントークでも麒麟川島に切り替え早いって突っ込まれてんし…。


昨夜はまあまあ寝やすかったかも。今日も天気悪い予報だからまあまあ過ごしやすいのか?
ムシムシしてはいるんだけども。

続・研究施設攻防戦序章

話題:今日見た夢
昨夜も寝苦しかったせいか、変なところがリアルな夢を見た…。


あれから鼎の調子はまあまあ落ち着いてる。鼎は長坂の狙いが自分であることを知っているため、西澤と晴斗達にある提案をする。

「長坂は鼎さんをずっと狙ってはいるけど、殺せない理由があるのかなぁ…」
晴斗もこれには気になっていた。
「何かしらあるのだろう。そこを突く」
「突くぅ!?鼎さん調子悪いんでしょ?無理はダメだってば」
「私にも…やることがあるんだよ…。これ以上長坂に利用されてたまるか」
鼎の声のトーンが変わった。静かな怒りを見せている。表情は仮面でわからないはずなのに。


九条は居住区にある蔦沼の部屋にいた。高槻も一緒。

「親父、用ってなんだ?」

蔦沼は調子悪そうにベッドに横たわっている。偶然にも九条は父親の素顔を見てしまう。
蔦沼は南に手伝って貰いながら肌全体を覆うスーツを替えていた。あのスーツの下…嘘だろ!?若返りすぎている…。見た目が高校生にしか見えない。本当に親父なのか!?

「あれ…真治来ていたのか」
「親父…!呪いってこういうことかよっ…!嘘だろ!?」
九条は父親の素顔を受け入れられずにいる。見慣れたスーツ姿になった蔦沼はフード付きの制服を羽織った。だから親父はずっと顔を隠していたのかと。


「話がある。直に長坂は来る。僕を抹殺しに、紀柳院を狙いに。真治にはその前にある場所に行って貰いたい」
「どこなんだ?」

「ゼノクが複雑な造りをしているのは知っているだろ?メイン施設も一部は複雑だ。最も複雑なのは研究施設だが」
「それが…なんだってんだ?」
「隔離棟の1番奥の部屋に行け。そこには長坂撃破の鍵がある。本来なら僕が行くべきだが、この状態だと行けない。だから真治に行って貰いたいんだ」

蔦沼は世話役の南にあるお願いをした。南は突如、蔦沼の左腕の義手を外し始める。
「南さん、何してるんですか!?」
「隔離棟の1番奥の部屋の鍵はこの長官の左腕の義手なんだよ。義手がマスターキーとなっている」
義手がマスターキー!?

南は外した長官の義手を丁寧にジェラルミンケースに入れ、真治に渡した。南が説明。
「隔離棟は人の出入りがあまりない場所だが、研究施設並みに堅牢になっている。地下通路に関してはかなり複雑だから職員すらもわからない」
「真治、とにかく急げ。時間がない」
「わかった。高槻、行くぞ」
「はい」


九条と高槻はジェラルミンケースを手に隔離棟へと急いだ。九条は左腕の義手がない父親の姿がちらついた。蔦沼は両腕が義手。腕は長坂怪人態によって切断された。
マスターキーが義手とか聞いたことがない。隔離棟の例の部屋は長官しか入れないということになる。


館内では入居者と職員のシェルターへの避難が始まっていた。ゼノクは敷地が広いためシェルターは4ヶ所ある。誘導には新山もいた。
一気にきな臭くなってきたなー。前回とは違う。


隔離棟へと到着した九条達。隔離棟は昼間でも薄暗い。メイン施設から離れているせいか、雰囲気が違いすぎる。ゼノクでは以前、隔離棟で被験者が怪人化する事件が起きていたが九条は知らない。

1番奥の部屋ってどこなんだ…。九条と高槻は隔離棟をずんずん進む。
やがて突き当たりにそれらしき部屋を発見した。他の部屋とは明らかに雰囲気が違う。ドアの横には見慣れない形の鍵穴らしきもの。


九条は急いでジェラルミンケースを開ける。義手を取り出し→鍵穴に合わせるもうまくいかない。高槻はあることに気づく。
「この鍵穴…指を入れるタイプではないでしょうか?」
指…?鍵穴らしきものには穴が5つある。手のひらを当てるタイプじゃない。九条は義手を慎重に持ち、指をそっと鍵穴の中に入れた。音がし、鍵が開いた。

2人はドアを開ける。そこには長官専用の研究室が。
「研究室だよな…これ」
「九条さん、これ見て下さい。これが長官が言ってたものなのでは?」
部屋の奥には何やら布がかけられたものが鎮座している。見たところ、武器にしか見えない。九条は布を外した。
「親父…いつの間にこんなの作っていたんだよ!?」
そこには武器が3つある。斬馬刀と弓、青龍刀か?

「他にはないみたいですね」
「高槻、撤収するぞ!お前も武器を持てっ!」
「九条さん、義手…ケースに入れて下さいよ。大事なものなんだから」
「わかってる!」
2人は部屋を出ると義手を慎重にジェラルミンケースに入れ→蔦沼がいる部屋へと急ぐ。武器を3つ持っているため帰りは少し時間がかかった。


「九条、おかえり。早かったね。その3つの武器が鍵になる」
九条と高槻はぜいぜい言いながらジェラルミンケースを返した。南は手慣れた様子で蔦沼の失われた左腕に義手を取りつける。切断された腕は肘から上が残っている。

「なんで義手がマスターキーなんだよ?」
「そりゃ僕専用の研究室だからだ。西澤も入れない、極秘事項がある場所だから隔離棟にした」
隔離棟なら確かに人の出入りはないに等しい。蔦沼の義手は武器を兼ね備えているため、特殊なもの。見た目は黒っぽい。


翌日、それは突然訪れた。長坂率いる怪人集団が現れた。雑魚の数、多数。強化態も混じっている。長坂の姿は見えないが、ゼノク攻防戦が火蓋を切って落とされた。
ゼノク館内は封鎖、館内も分厚い防弾シャッターで閉じられている。指揮は九条。

ゼノク隊員はメイン施設周辺と研究施設を防衛につく。晴斗達はメイン施設中心、翳珠の2人は研究施設に配置。柚希はメイン施設周辺に配置された。烏丸と共に戦闘用スーツで雑魚を蹴散らす。柚希は正式に実戦デビューを果たす。

敵は今のところ館内にすら侵入を許されてない状況。ゼノク全体に張り巡らせたシールドのおかげでもある。


九条と西澤はメイン施設の司令室にいる。司令室は2ヶ所。蔦沼は動けないため、南が警護。必然的に居住区も防御が堅牢になった。


晴斗達とゼノク隊員のおかげで雑魚を一掃。まだ鼎はこの場所には出てきていない。鼎は必ず来るであろう、長坂を物陰で待ち構えていた。あの大型銃を持って。
雑魚が一掃された後、空気が変わった。長坂が姿を現したのだ。長坂はニヤニヤしながら接近している。九条はすぐさまゼノク隊員達に撤退を命令、隊員と柚希はなんとか撤退に成功。

残されたのは晴斗達、本部メンバー。長坂は鼎を探している。蔦沼も。
「蔦沼くん、早く出てきて下さいよ…。出られないのかなぁ?」
長坂は怪人態へと変化。空気がピリピリしている。絶望をもたらす怪人、長坂。

「なんなら絶望を与えましょうかね…」
長坂は空操や桐谷に容赦ない攻撃をする。晴斗は2人に逃げろと叫ぶが2人は負傷。晴斗は刀を使い、長坂に挑むが歯が立たない。
覚醒しないと無理なのか…?それにしてもこいつの圧力、すごい…。

晴斗は刀を覚醒状態にし、長坂に挑むもいまいち打撃を与えられず。長坂は余裕そうにしている。
「そんなちんけな刀で倒せるとでも?暁晴斗」
晴斗は圧力に圧されていた。やはり覚醒には二刀流でなければこいつは…こいつは倒せない。晴斗も容赦ない攻撃を受ける。


鼎は見ていられなくなり、銃を発砲しながら出てきた。

「やっぱりいましたか…紀柳院鼎」
「これ以上そいつらに攻撃するな…」
鼎は静かに言う。仮面をしているにもかかわらず、怒りが見える。銃を構える鼎の手が震えている。正直怖い。
長坂は鼎にジリジリ接近、晴斗は叫ぶ。
「鼎さん!逃げて!!」
鼎は晴斗達にしかわからない合図を出した。あれは…。

長坂は鼎に急接近する。そして言葉巧みに誘導しようとする。
「あなたが必要なのですよ、紀柳院鼎。いや…都筑悠真」
「お前に利用されるのはもうたくさんだ」
鼎は長坂が知らぬ間に銃を長坂の腹部に突きつけていた。そして発砲。
「なんだと…!?」

長坂は鼎のゼロ距離射撃により、僅かだがダメージを受ける。鼎は長坂が怯んだ隙にさらに銃を発砲しながらひたすら殴る。鼎は泣きそうになっていた。
こいつさえいなければ…!

鼎の合図に気づいた隊員は例の兵器を起動。長坂に向け、発射。だがかわされる。

長坂は鼎の思いもよらない反撃により、人間態になると捨て台詞を吐いて消えた。
「都筑悠真、あなたを必ず引き入れます。今度は容赦しませんよ」
「お前は…私を殺せない理由があるのだな?いくらでも反撃してやる」
鼎も長坂によりダメージを受けたが怪我らしきものはなかった。長坂には鼎を殺せない理由がある。それが実証された。


戦闘後、鼎は激しい息切れを起こし→その場に座りこむ。身体はまだ大丈夫だが、明らかに持久力がなくなり始めている。
鼎は彩音に支えられるようにしてゼノク館内へと撤収。晴斗と彩音、柚希は鼎があと数回しか戦えないことを聞いていただけに鼎の戦闘はハラハラする。

九条はモニター越しに鼎の身体の状態が気になっていた。あと数回しか戦えないのに、なぜ彼女は戦う?


長坂はまた必ず来る。鼎がゼノクにいるとわかった以上、絶対に来る。蔦沼長官の居場所はまだ特定されてないが、バレるのは時間の問題。
今回は研究施設に被害はなかったが、メイン施設周辺に被害が出た。シールドがなければ被害は拡大していた。空操と桐谷は負傷したため、病院に搬送されている。


晴斗達は九条からある武器の話をされた。それは蔦沼長官が作り上げた、長坂撃破の鍵となる3つの武器。
鼎は身体に負荷がかかることからその武器は使えないが、話だけは聞いていた。


ゼノク隊員の御子柴にも変化があった。御子柴は突如、鼎の刀を返すと言い返却してきた。
今の鼎にとってこの刀は身体にかなりの負荷がかかる。刀を受け取った鼎は晴斗にこの刀を渡すことにする。
「今の自分にはこの刀を使えない」と。晴斗は複雑そうな表情で鼎の刀を受け取る。今まで鼎が晴斗に刀を託すことはあったが、今回は違う。

鼎の身体に限界が来ているのは誰が見ても明白だった。あと何回戦えるか…身体は持つのか。


長坂は鐡と話をしていた。

「君、ずいぶんと暇そうだねぇ」
「お前が出撃禁止したからだろうが」
「鐡くん、戦いたいかい?」
「あぁ…暴れてぇよ」
「次にゼノクに行くときは一緒に行きましょうかねぇ?君が戦いたい暁晴斗もいましたよ。私は蔦沼潰しと都筑悠真が手に入ればいい。…あ、そうそう。あの剣、早いとこ手にしなくてはね。彼女は依り代にふさわしいのだから」



鼎の長坂に対する反撃でゼロ距離射撃、すごいリアルだった。鼎さんは仮面キャラなので表情がないはずなのだが、長坂相手になると語気が強くなる&表情が怖くなるっぽい。

今までやられていたのが爆発した感じか?
鼎さんはキレるとかなり怖い。仮面キャラ故に余計に表情が怖く見えるからか?仮面に表情はないはずなのに…。


隔離棟の1番奥の部屋のマスターキーが長官の左腕の義手、これもリアルに出てきた。なぜに義手をマスターキーにしたんだ?

世話役の南が長官の義手を外して→ジェラルミンケースに丁寧に入れる描写と隔離棟でジェラルミンケースから義手を慎重に出して鍵を開ける九条こと、息子の真治がな…。
九条は蔦沼の素顔を偶然見てしまい、かなり複雑になってしまうのだが…。

九条的にはキツいかもしれない。おまけに蔦沼は動けない状態もあって余計になー。


ゼノク館内の複雑な構造が如実に出てた。研究施設以外にも隔離棟も複雑なのかよ!
メイン施設の一部も複雑な構造なので、一部が忍者屋敷という例えはあながち間違っていないかも…。なお、地下通路はゼノク職員や隊員ですら把握出来ないくらいに複雑。
地下通路に関しては上層部しか知らない。


隔離棟にある蔦沼専用研究室は西澤ですら入れない場所。ゼノクは敷地が広いことから、司令室が2つある。メイン施設と研究施設に。

長坂がいるフェノラス本部よりも規模はデカイかもしれないのが、ゼノク研究施設全般。ちょっとした町みたいになってる時点でゼノクはかなりデカイ…。

無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手4個ありがとうございます。昨日、ラジオ聴いてたら渡辺宙明先生が亡くなったという訃報を聞き、地味にずーんと来ています。

昨日の午後のラジオ番組でギャバンが流れていたから「ん?」…と思ったら、宙明先生マジだった…。
マジンガーZやゴレンジャーも有名ですが、自分の場合はギャバンとゼンカイジャーのイメージが強い…。


ギャバンはカラオケでよく歌っていたせいもあるのですが。
宙明先生の最近手がけた作品って、ゼンカイジャーのBGMではないのか…?あれってもうひとりの作曲家と共同制作だっけ?クレジットでも宙明先生の名前あるのは見たが。


今週のアニアカ、メタルヒーロー特集のはずですが宙明先生の曲めっちゃ流れそう…。ギャバンは来ると思う。


今朝は風が強かった。今はピークが過ぎたっぽい?

今日も雨です。

辛い選択

話題:今日見た夢
寝苦しかったせいか、やけに生々しい描写の夢を見たのだが、地味に来る内容だった。2日連続はキツい。


鼎さん絡みの夢。時系列は進んでるが、内容が精神攻撃系かな…。鼎視点かなり多め。


揺り戻し回復から3日後。鼎はゼノク館内を歩いていたのだが、身体の異変に気づく。立っていられない状態でよろめきながらなんとか壁に寄りかかる。

身体の限界が来始めたのか…?
鼎はよろめきながら壁にぶつかる。柚希は鼎を目撃→「鼎さん大丈夫ですか!?」と声を掛け、駆けつけ鼎を支えるのだが→壁にぶつかった衝撃で鼎の仮面が外れてしまう。仮面の紐が緩かったらしい。

柚希は鼎の素顔を見てしまう。
「鼎さん…?」
鼎はうつむいたまま、柚希に言う。髪の毛で隠れているので素顔は見えない。
「私の素顔を見たこと…言うな」
鼎は落ちた仮面を拾い上げ、仮面を着けようとするのだがうまくいかない。

「か…鼎さん、私が着けます」
「あまりきつくするなよ…」
鼎の声に力がなかった。柚希は初めて鼎の仮面に触れていたが、着けるのに緊張。


ゼノク研究施設。鼎は西澤に呼ばれていた。検査をここで行うという。病院ではないのか?鼎は約3時間、研究施設に缶詰状態に。


鼎はようやく解放されたが、辛い選択を迫られることになる。
「紀柳院さん、非常に言いにくいことなんだが…聞いてくれるかな」
「なんだ…」鼎の声は小さい。
「君の身体についてだよ。自分でも薄々感じていたんだろう?身体に限界が来始めていることを」
鼎は沈黙する。
「揺り戻し以前から不調が続いてるから気になっていたんだ。紀柳院さんには辛い選択になるかもしれない…」
「どういうことだ…」
「12年前の火傷の影響が今になって出てきているんです。あの火傷は重傷レベル。生きてることが奇跡と言われてもおかしくはない」

鼎は沈黙を続ける。
「ゼノクで治療してもなかなか回復しないわけがこれだったんです。ここで本題に入ります。…紀柳院さんは2度と戦えない身体になるも生きる道を選ぶか、死のリスクが倍になるも戦う道を選ぶか…もうその段階まで来ています」西澤も辛そう。
「今の段階で戦えたとしても、持って数回しか戦えない身体になってしまっているんです」
「数回…」
鼎の表情は仮面で隠れてわからないが、拳を強く握っていることから悔しさを滲ませているのがわかる。


「まだ選択までには時間はある。君には辛いかもしれないが…戦えなくてもこの組織にいたいのだろう?ここは紀柳院さんの居場所なのだから」
「居場所…」
「だから尚更長坂を倒さなくてはならない」
鼎は研究施設を後にしたが、力ない感じに歩いている。身体の調子が悪いのか、若干ふらついている。

この選択は辛い。2度と戦えない身体になるが生きる道と、死のリスクが倍になるが戦う道…。今戦えたとしても持って数回…。


西澤は深刻そうな表情で蔦沼親子と話をしていた。
「紀柳院、あいつ…4年前の入隊時から言われてなかったか?リスクのことだ」
「任命式のことだね」


4年前…ゼルフェノア任命式。前例のない仮面の新人隊員が入ったのはこの年。それが紀柳院鼎だった。
鼎は任命式の途中で極度の緊張と酸欠により、倒れ→救護所へと運ばれる。ここまでは組織内でもよく聞く話なのだが、この先のことを知る者は少ない。

鼎は救護所で処置を受けていたのだが、頑なに仮面を外そうとしなかった。救護所には鼎を搬送した彩音もいたが、彩音の言葉も届かない。
鼎は酸欠状態なので一刻を争う状況に。救護所にいたのは御堂もだった。御堂は機転を効かして携帯用酸素吸入器を鼎の口元に当て、事なきを得る。


それ以降、紀柳院鼎に関しては一般のプログラムではなく彼女専用のプログラムで訓練をすることに。これは彼女の全身に負った火傷のリスクを考慮してのこと。鼎の仮面はこの時に改良される。

鼎は入隊後も原因不明の不調で搬送されることが度々あったが、今回の研究施設の検査でようやく判明。火傷によるダメージは進行している。じわじわと。
だからあの時、鼎はふらついていた。柚希がいなかったら倒れていたに違いない。


「鼎さん、しばらく休んだ方がいいよ。ものすごく調子悪そうだよ…」
晴斗は鼎に声を掛けるが、鼎には聞こえていないように感じた。
「鼎さん…?」
鼎はずっと晴斗に背を向けていたが、少しだけ振り返る。

「いや…なんでもない…。晴斗、もし居場所がなくなったらどうする?」
「居場所?」
「私は…この組織が居場所だから失いたくないんだよ…。事件後からずっといたようなもんだから…」

鼎は都筑家事件以降もゼルフェノアの関連組織に匿われていた過去がある。そこで彩音とも出会ってる。
彩音がいなかったら鼎はずっと孤独のままだった。


別の日。鼎の不調は悪化していた。歩くのが辛い。時々ふらついている。

柚希は鼎の不調の原因を聞き、献身的になっていた。

「鼎さん、無理しないで下さい!身体、限界来てるんですよね…」
「私にはまだやることがあるんだよ…。それまで死ねるか」
「やること…?」
「敵が来た時になればわかる…」


鼎は満身創痍なのに西澤にあることを頼んだ。
それは身体に負荷がかからない装備はあるかというもの。

「紀柳院、本気なのか!?あと数回しか戦えないんだぞ!?考えるんだ!」
「わかっていますよ…室長…。居場所のためなら長坂と戦います。ですがあの選択はまだ決めていない…迷っている。ですがもう、覚悟は決めましたから」
「…君には負けたよ。これをやろう。身体に負荷がかかりにくい装備はこれしかない…行けるのか?」

西澤はある銃を渡した。見慣れない対怪人用の大型銃。
「長官が君が戦うと予見してか、紀柳院用にカスタマイズしておいたものだ。最新鋭の対怪人用の銃だから反動は抑えてあるが威力はそのままだ」
西澤は付け加える。
「絶対に無理だけはするな。戦うとなると、いつまで身体が持つかわからない…そこはわかっているんだね」
「…わかっている…」

鼎は研究施設を後にした。


西澤は宇崎とリモートで話をしていた。

「紀柳院の身体が限界近いようですが…彼女に戦わせて本当に大丈夫なのでしょうか…」
「限界がそろそろ来てるのか…?西澤」
「研究施設で検査したら火傷のダメージがかなり深刻でして。ここに来て12年前の影響が来るなんて…」
「あんだけの重傷なのに生きてることが奇跡みたいなもんだからなぁ…。西澤〜。鼎の今の状況、教えて」
「彼女にも伝えました。2度と戦えない身体になるが生きる道か、死のリスクが倍になるが戦う道かの2択だと。今戦えたとしても持って数回しか戦えない…」

「鼎からしたら辛いだろうに…。あいつは無茶してたからそれもあるんだろうなー」
「無茶…ですか…」
「大切なものを守りたい一心で無茶してたみたいなんだよ。あいつにとってはこの組織は居場所でもあり、心の拠り所だからね」
「心の拠り所…」

「お前も知っているだろう?事件以降、鼎は孤独な期間が長かったの。カウンセリングに来た彩音との出会いがなかったら、今のように鼎は心を開かなかったんだ。それだけこの組織は彼女に影響を与えている」
「彼女…事件後しばらく引きこもっていたと聞いてますが、それは駒澤と会う以前のことだったのか…」

「紀柳院鼎はある意味、特異点かもな。鼎は複雑な過去があるからこっちも接するのに苦労したよ。初めは心を開かなかったからね。心を開いたのは彩音と御堂だけだった」
「それがどうして今のように?」
「暁晴斗だよ。高校生の悠真と親しかったのが、当時小学生だった晴斗だったんだ。晴斗は鼎が悠真だとは知らないまま、偶然にも戦いに巻き込まれる形で再会した。晴斗はそれを機に組織に入っているのは鼎が関係してる」
「それが対の刀にまで発展するなんて誰が予想したんだろう…」

「とにかく鼎に関してはわかった。あの銃を渡したんだっけ?長官カスタマイズの」
「はい」
「蔦沼長官もヤバい状況なのに、よくまぁ動くな…。最近、長官は休んでいるんだろ?九条任せにしてると聞いたぞ」
「長官は呪いと戦っていますからここ数日姿を見てません。制御が解けたら彼もかなり危ないですからね…更に姿を隠す必要があるんです」
「だからゼノクは複雑な造りをしているんだなー。メイン施設館内も一部忍者屋敷みたいになっているのって、そういう意味?」
「らしいですが、長官しかわかりません」


別の日。鼎は身体の調子が悪いせいか、しばらく部屋に引きこもるような状態になっていた。休まないと…。
揺り戻しの時に誘発された咳は一時的に治まったが、また出てきてる。

鼎は仮面の紐がうまく結べなくなってきていることに気づく。前までこんなことなかったのに。
今は部屋の中だ。仮面の紐が緩くても問題はないが、問題は部屋の外に出た時。少しの衝撃でも仮面が簡単に外れる状態になっている。素顔は人前では見られたくない。


鼎はあることを思い出し、彩音の元へと向かう。紐が緩いため、仮面を押さえながらだが。

彩音は仮面が外れないように押さえながら来る鼎を見て察した。鼎の後頭部を見る。紐がうまく結べていない。
鼎は彩音を見るなり、ふらつきながらも抱きつくような形で寄りかかった。仮面が衝撃で外れた。彩音は息切れを起こしている鼎を支えつつも、鼎の仮面を拾い→着け直す。
「鼎…大丈夫じゃないよね…。無理しないでよ…。紐、結べてなかった」
「彩音…私の身体、限界が近づいているかも…しれない…」
鼎は途切れ途切れに言う。


身体の限界が近づいてる…!?火傷が影響しているの…?
彩音は事件以降の鼎を知っているため、事の重大さをわかっている。初めて鼎と会った時の衝撃は忘れられない。


事件以降、ゼルフェノア直属組織管轄の集合住宅に鼎はいた。当時の鼎は引きこもり。火傷の影響からか、鏡を激しく嫌い心を閉ざしていた。鼎はこの時から仮面生活を強いられている。

この時は両手と首筋に包帯を巻いていた。鼎はフードを深く被り、顔を隠している。

鼎は事件のトラウマと孤独感からカウンセリングに来た彩音に感情をぶちまけた。鼎は慣れない仮面に苦戦していたと聞く。


彩音は鼎に無言で抱きしめる。
「彩音…?」鼎は戸惑う。



鼎の原因不明の搬送された理由が今になって判明。火傷のダメージはじわじわと鼎を苦しめていた。
この選択、あまりにも辛すぎる…。鼎はまだ答えが出てないが、居場所を守るために戦うことに。


序盤の鼎がふらつき→壁にぶつかる→柚希に支えられるが衝撃で仮面が外れてしまう描写、こないだのリバイスの真澄っぽい。オーバーラップしたのかなぁ…。

柚希に素顔を見られてしまうが、口封じをするあたりが鼎らしい。


唐突に鼎絡みの回想が立て続けに出てきたの、フラグかなぁ…。
4年前の任命式の下りに続きがあったが、救護所でそんなことがあったのかよと。鼎が頑なに素顔を見られたくないのはここから来てるっぽい…。

改良された仮面の試着時にも鼎は拒否反応が激しくて暴れていることから、素顔を頑なに見られたくないのが如実に出てる…。


事件以降の鼎と彩音の出会いは前にも書いてるが、今見ると鼎さんの過去が壮絶っていうか…過酷というか…ハードモード。

仮面の紐がうまく結べてないことに気づき、鼎の異変に気づいた親友の彩音はすごいとしか…。
鼎の仮面は紐で結ぶタイプなので、場合によっては簡単に外れてしまうのがネック。


序盤が生々しすぎ。鼎は例の事件で重傷レベルの全身に火傷を負っていることから(顔は大火傷)、生きてるだけでも奇跡なんだよなぁ…。

敵に動きがないのが不気味。
やたらと鼎の仮面が外れる描写があるのも珍しいかも。ぶつかった衝撃で外れるパターンはたぶん初めて出た。

柚希は鼎の仮面を着けるの、相当緊張したのではないのかと。触るのも緊張したはず。

他人からしたら仮面はただの「もの」に過ぎないが、鼎からしたら仮面は「身体の一部」なのだから慎重になる。
彩音は手慣れているため、感覚がわかるのだが。

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