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下らない与太話をしよう。



俺達は、生存していると思い込む。
此処に生きている誰かだと信じる。

それが不思議でならないんだよ。


俺達の存在は只の出力装置で、何処かから送信されてくる命令にタイムラグを生じさせながらその命令を行使する、としよう。

でもそれは人間には解らない。

昔々の人は考えた。
何で人間は考え動き、生きていられるんだろうか?

検証して実験する。
なるほど、この関節のお陰で物が掴めるのか。
なるほど、心臓が体内に血液を循環させているのか。

実験は更に続く。
なるほど、胃に酸が溜まっていて食品を溶かすのか。
なるほど、脳が体内の伝達物質を命令しているのか。


ならば、脳のこの部分を削ってみよう。
ほら、思った通りだ。
この器官が正常に働かなくなった。
つまり、脳が人体を動かし人間は生きているのだ。


つまり、人間は脳と細胞達によって自主的に生きた生命体なんだ。


いや待て、脳が死んでも他の細胞達が生きている場合はどうなんだろう?

脳を取り替えたらその人間は同じ人間なのだろうか?

人間には心が存在するらしい。
だが体内には見つからなかった、何処だろう?
人間には魂も存在するらしい。
だが体内には見つからなかった、何故だろう?



多少の欠損は疑似肉体で補えるとして、
肉体全てが疑似肉体で、脳だけが本来の器官だとしてそれは人間と呼べるのか?

逆に脳が機械的な代用品で残り全てが本来の肉体ならば?


延々悩んでも、人間が出力装置とは気が付かない。
一つの独立した生命体だと誤認したまま伝達される。

間違えたまま議論と実験が続いて、それが常識として認知浸透する。

そんな中で
「実は君達は只の肉塊なんだよ〜。
操作してるのは他の存在なんだよ〜」
って言われても、不信するし、頭がオカシイって認識されるだろう。

変な話だよね?
真実を否定して誤解を肯定しながら
「現実を見ろ、馬鹿馬鹿しい」
なんて言っちゃう姿。

そもそも、5分前と5分後の世界も同一か解らないのに。


君はどう思う?
君は君を完璧に理解して操作出来ると言えるかい?

言えないだろう?
もし出来るって言うんなら、小一時間くらい呼吸と鼓動を止めてみせてよ。

無茶苦茶だろ?
それが事実だと思うだろ?

それはそこを止めるスイッチが無いからさ。
実際にはそれが可能かも知れない訳だし。

認知、判断、命令を他の存在がして、
行動を俺達がする。


全く以て、俺達は自由な独立生命体なんかじゃ無いと思えない?

知覚されないナニかに操作される。
それを人間は運命やら神や悪魔だと形容する。

それが実際に存在するのか否か?
神、もしくは悪魔の存在証明。

実はそんなのどうだって良いのさ。

神が居ようが居まいが、
悪魔が囁こうが、黙ろうが、関係無い。

肝心なのはそれを信じるか否か。

信じる人には居るし、信じない人には居ないのさ。

まるで俺達の存在の様にね?


そしてそれは、君達の存在にも言えるんじゃない?









……なんてね?


あははは、真に受けないで良いのさ。

こんな話は与太話。
嘘、出任せの根拠も無い下らない話。


最初に言ったろ?
下らない話をしようってね。


さて、こんな話は此処でおしまい。
じゃあ、また何時か。

また気が向いた時に付き合ってよ。
またね?









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