廃色九龍亭

って言ったら斎なんでしょうが(ぁ)



よくよく考えてみると放禁って意味なら斎より危険な人が居た事に気付く;←
















この先いかがわさいので閲覧注意!!;

通りの小道､廃墟の影
気付かぬﾓﾉはただ過ぎて､気付いたﾓﾉだけ訪れる｡

そんな小さな露店の行商が声を出す｡

｢さぁさ､皆様お立会い!此処に並ぶは世にも珍しき品の数!!
一目惚れたら買わねば損々､寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!……ってね?｣

合縁奇縁はたまた必然?
この店に止まる姿は来るのやら…?

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例えば､生きるﾓﾉには欲が在る｡

食欲色欲出世欲…､そりゃ様々に持たれてるんで｡

何､あっしの様な生業をしてれば嫌が応でも目にするんでさぁ…｡

しかし､欲が在るのは生きる為｡
至極当然な摂理で有りやしょう｡

そこに添うのが物欲で御座いやす｡

腹が減ったら食べるﾓﾉ
恋しくなったら縋るﾓﾉ
示したければ値の有るﾓﾉ

古来より者は物と生き､ﾓﾉと人はそりゃあ切っても切れぬ縁に繋がれて居るんでさぁ…｡

両者が関わり活きると成れば､そりゃ結構な良縁でしょう!

しかし世の中単純でも無し､合わぬ添わぬのﾓﾉも有りやしょう｡

互いが合わねば傷が付く､互いが合うなら豊かとなる｡

よく目を凝らして下さいやし…
それが貴方の手に行くならば｡

五感で確かめ心で知れと､どんなﾓﾉでも同じでしょう?

あっしはただのﾓﾉ売りで､ﾓﾉとﾓﾉとを繋ぐだけ｡

その顛末は世他話｡
貴方の逢瀬もまた一興｡


おっと､長居をしてしやいました｡

今日はこれにて店仕舞い!

ご縁が有ればご贔屓に…｡
またいつぞや何処かで逢いやしょう｡


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それは現か白波の夢か?

雲か霞か姿は見えず､
声も聴こえぬ行商は
今日も何処かで橋渡し……｡