颯刃ルートを全うなハッピーエンドの話だと思うと、他のルートはバッドエンドな色合いになる
でも、視点が代わってしまう
漣ルートは歪んだ平和の幻想を破壊する話
一部の平和の為に他の全てが欺かれ踏み台にされる世界に、異を唱えて挑む
颯刃ルートと国軍ルートは保全機構(コンソーシアム)の掌の上に成り立つ世界平和
漣ルートとリベリオンルートはコンソーシアムの平和に対抗し、新しく平和を築く
ヒエラルキーで形成される世界は、君臨者の利潤と平和が第一
底辺の大多数は最低限の権利だけを保持されるが楽な生活は望めない
渾然一体で始まる世界は、指導者を無くした混沌
個々の能力で自由を手に出来るが安寧は望めない
白刃が光を以て斬り裂く
弾丸が闇の中から撃ち抜く
日の昇る世界でも、夜が包む世界でも無いなら?
暁でも黄昏でも無い時間に舞い飛ぶ鴉
斎ルートは世界の全てを無視した話
誰かの為でも、未来の為でも無い身勝手な飛翔
施設ルートの全ての平和なんて叶えきれない
だからせめて未来を絶やさない無責任に見える独善
教団ルートは永遠の平和
神の加護による苦しみの無い聖域で生きる世界
赤い瞳が見つめる
あてがわれた役割と箱庭
強制される問い掛けと選択を下す意志
手を伸ばす
手を伸ばす
届けと願う
叶えと祈る
揺れる秤
永劫の業と根源の数
笑い合う未来を、夢見ながら