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曖昧エネMe


嘘吐き狼少女は、倦怠音楽を嫌う

「優しくも無い。最低」

鼓動は揺らいで跳ね返る

「お前、面倒臭い。
お前だけ特別扱いされると思ったのか?」

文字列は苛立ちを含んで放たれる

「特別なんて、望んで無いわ!
私は、普通が良かっただけよ!!」

放たれた弾丸は、響かず留まる

「それ、俺に伝える台詞?」









結局として交わりもせず、平行もせず
互いに閉口して端末を閉じた






どうせ顔を合わせる事なんて絶対に無い相手で

それは何十億と照らし合わせても噛み合わない他人だ


不満を挙げたらキリが無い

似通ったモノなんて……同じモノなんて、無い







耳を塞いでいた青年もまた、端末を閉じる


「お前等の事なんて知るかよ」



全部は目的の為の手段で

ありもしない現実で

他人なんて解るわけが無いんだから




三つ巴三竦みで、自滅してる場合なんかじゃ無い

顔を上げた6つの目

鏡越しの他人を睨み付けて呟く


「何様のつもり?」


立ち上がり、ドアを開いて進む1つの影は

一体誰だっただろうか?








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