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摩天廃都市 雨夜の影と黒い野良猫



勇音のイメージが浮かぶ曲って何か『負け感覚』がある気がしている

※勇音のイメージ曲抜粋
ゴールデンタイムラバー(スキマスイッチ)
死にたい十代、殺したい二十代(初音ミク)
LOSER(米津玄師)




常に影、後ろ、堅実、誰かの補佐、
頑固、真面目、常識的

主張が強い『黒』のくせして『黒子役』を指名

舞台の主役は颯刃の役目
だったら脇役影役何でも彼奴に取られてく

歌って踊って演じて笑って


勝てない、奪われる、差し出してる

使命感、責任感、親愛、友愛、嫌煙、圧迫感


捨てるに棄てられない。





嫌だと反発してる反面、駄目だと抑圧してる


「本当、吐き出し方が下手だよなぁ」

お互い様の漣との会話



「優し過ぎる。から、心配
好きにしたって良いのに」

苦笑浮かべる元凶の幼馴染み



ズタズタに引き裂いて、傷付けて罵って、冷めた目で背中を向けようか?

圧迫して刺して二度と現れないようにしようか?

いっそ鮮やかなその全てを真っ黒に塗り潰してやろうか?


「しないから、そんな事」


雨音響くだけの高架下、火照った体で居座った今宵の舞台。

観客は濡れそぼった黒猫一匹。

切れそうな街灯スポットライト
飲みきった容器を投げ捨てる。


「さて、再開しますか」


立ち上がって始まる一人舞曲。
黒いパーカーが揺れて、汚れた靴が水溜まりを踏み抜く。

跳ねるイヤフォンコード、黒髪に隠れる表情。


良いじゃないか、別に。
今だけの短期講演。


演目は自分自身。
溢れそうな感情全てをさらけ出す。


『何も無いって言うなら、逆に腹括って行ける』


綱渡り、投擲する銀光、発火する拳銃。
どれもこれも、日常茶飯事。



さぁ、また明日戦おう。
今日、全部、消化してさ。

スコアボード、若干黒星続き?
願望するのは華麗な逆転劇。




若い演者は無我夢中。
それでも周囲は雨の静寂と、か細い猫の鳴き声だけだった。





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