夏祭りネタやりたかったな……
とか、ここで呟いてみる。
今年は浴衣に竹製の網目状の小物入れが流行りだったみたいだからゆぎが持ってたらかわいいなぁ、と。杏子と一緒にお祭り見に来てたらいいよ。王はじょのと。実は王が一方的に好意を抱いてたり。ゆぎは引っ込み思案だからクラスの空気になじめずに隅にいたり。そしてある日のゆぎと杏子の恋バナ。
「やっぱりカレシはかっこよくて頭が良くて、完璧な人がいいわ!」
と、杏子。それに遊戯は苦笑しながら、
「ボクは……あんまり完璧じゃない人が…好きかな…」
「止めないでくれ城之内くん!!武藤のためなら足の一本や二本や三本!無くなったって安いもんなんだぜ!!!!」
「いやいやいやいや!今まさに車道に飛び込もうとしてる奴ほっとけるかよ!!止めるに決まってんだろ!!!てか止めなかったら俺の人間性に関わるぜ!!」
「離してくれ!!いっそ…そう!植物人間なら武藤は振り向いてくれるかもしれない!俺のためを思うなら行かせてくれ城之内くん!!」
「そんなことしたらマジで逝っちまうぜ遊戯!!あっ!」
「また会おうぜ城之内くん!!来世で!!」
「遊戯―――――!!!!!!!!!(あのバカ――――!!!!!!!!!)」
キキー!ドンッ
「遊戯!!!遊戯!しっかりしろ!!遊戯!!遊戯ぃいいい!!!」
「城之内くん…」
「…遊っ…!?」
ムクリ…
「なぜ俺は……」
強運に生まれてしまったんだろう……。
派手に吹っ飛んでおきながらかすり傷一つない強運王。成績も下げようと試みるが、つい解ける問題は解いてしまい、いつも通り。なんとかゆぎの好みにあわせようと奮闘する非凡なる才能の王。運動神経をごまかすために体育はどうしたものかととりあえず見学してみる。………しかし!
「君も見学?ボクもなんだ。実は今日、お腹痛くて……」
アタッッックチャンス到来!!!!
しかし、焦りすぎて地雷を踏むヘタレ王。
「せ、生理痛か!?」
「っ?!」
そんなこんなで関係が今だに変わらない。むしろ前より悪化してる闇表。萌えないか。
で、夏祭り。
「お前、二ヶ月も前から武藤誘うんだって言っときながら何で結局俺と来てんだよ、祭り」
「いやちょっと…いろいろあって誘えなくなったんだぜ……」
「ちょっといろいろってどっちだよ……」
じょのは体育時の事情を知らない。
そして王はゆぎの浴衣姿にぽー…
「遊戯さーん?起きてますかー?」
じょのが手を目の前で振っても無反応。無反王。
しかしやっぱり空回る。
二/宮が出てる携帯のムービーのCMよろしく、金魚をたくさんとって渡そうとするんだけど、取っちゃってから「やりすぎな男」は嫌いだと思われていることを思い出して、結局全部じょのにあげる。
「いらねぇよ!!」(城)
で、結局本田に回る。
「俺もいらねんだけどよ…」
さらに設定を足すならこの王様、大食いである。
「あぁ武藤……浴衣姿が眩しすぎるぜ……」
「お前のその小せぇ体のどこにそんだけの食い物が入るんだ?
」
ゆぎがはしゃいでる姿を見ながらすでに焼きそばたこ焼き×50パック完食済み。というか新たに何か食ってる。
で、王の妄想。
『あー!リンゴ飴いいなー!武藤くん一口ちょうだーい』
『え…新しいの買って…』
『これでいいよぉ』
シャリショリ…
『おいしいー!!あ!杏子が呼んでる!またね!武藤くん!!』
妄想終了。
「ほっ」
「ほ?」
「惚れてまうやろ――――――――――――っ!!!!!!!!」
「お前いつから関西人になったんだよ…。てか…誰?」
大食い王の設定が比較的気に入ったのでイベントを入れてみる。
実はゆぎも胃下垂。だから食う。
なんと、祭りで大食い大会が開催されるという。王とゆぎも急遽飛び入り参戦。
「武藤…クラスメートだろうが、かわいかろうが…ごほんっ、な、なんだろうが、フィールド上ではお互い敵同士だぜ」
「わかってるよ。女だからって甘くみないでよ。全力でこないと君、負けちゃうよ?ボク、こう見えて大食いでは負けたことないんだから」
で、決闘!!
お題(?)はハンバーガー
「「(勝った…!!)」」
相次ぐ脱落者の中、二人だけが残り、結局引き分け。
「やるな、武藤…いや、相棒!」
「武藤くん……。ううん。ボク、大食い勝負負けたこと無かったのに、ボクがもう一人いるみたいだった!もう一人のボク!」
「「楽しいデュエルだったぜ!」」
で、杏子と城之内くんも合流してみんなで花火大会見物。
「ってお前等、さっきあんだけハンバーガー食ってたじゃねぇか。なんでもうチョコバナナとあんず飴食ってんだよ」
「甘いものは別腹だよねーもう一人のボクv」
「そうだぜ。世間の常識だぜ城之内くん」
王にBMがやってたちっちっちをされるじょの。(この説明でわかる人いるかな?
)
「(え、なに?俺、ツッコミ間違ってないよな?なんで俺が少数派意見なんだ?)」
花火が上がり始めてからじょのが気を利かせて杏子を連れてどっかに行く。
↓
二人きり。
「(やばいぜ…!いざ二人ってなると緊張するぜ!!)」
「ね、武藤くん…」
だけど、その不安もつかの間。ゆぎから声をかけられる。
「さっきの…あだ名でいいぜ」
「え……」
「もう一人の……なんとか」
「あ……じゃ、じゃあ、も、もう一人のボク…?」
「ななな、なんだ…?」
「この間の体育の時から、君のこと気になって…見てたんだ、ずっと」
「え!?」
「なんて非常識な人なんだろうって」
「あー……」
「それで、ボクのこと好きで、無理に合わせようとしてくれてるって、城之内くんに話してるの、聞いちゃって…」
「……」
終わったと思ってる王。
「ボクは……完璧じゃなくてもいいんだ。だけどボクは……そうやって一生懸命な君が好き」
「な……に」
「もちろん、まだまだ君を知らないから君と同じ意味の“好き”になるのはまだ先だけど…それでも…こんなボクでいいなら…」
「付き合ってくれ!!」
で、肩がっちり捕まれて苦笑しながらよろしくね。
まぁのちのちくっつく。
でも毎回のデートは食べ歩きツアー。
色気も食い気も捨てきれない闇表。萌えないか!!(落ち着け)
「ぶえっくしょん!!」
『…物を口に入れながらくしゃみするんじゃないよ、十代』
「祭りの日ぐらい小言は勘弁してくれよユベルー…。いやさ、どっかど俺の決めゼリフが使われてたような気がしたんだよなぁ」
『なに言ってんだい。ほら、あっちでカード売ってるよ』
「お!レアカードだぜ!!すっげぇ!!」
劇終
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気をつけなはれやっ!!
もちろんオードリーも好き。
はぁ……
最近、Backstreet Boysばっかり聞いてて耳がしんみりします。しかし……これは癒される。バラード、ブルースは洋楽に限る。I Want it That Wayが好きです。
お試しかっ!とシルシルミシルとアメトーーークが今の私を支えてます。
あとはCMから闇表妄想したり。