と思って借りたのですが、実際違いましたね。
『ゼム』に近いし、『ゼム』を意識してもいるんだろうけど、元にした事件が違います。
『ゼム』の元になった事件は犯人が逮捕されていますが、『ストレンジャーズ』の事件では逮捕されていません。そのため“実話を元にしている”と言っても相当フィクションの部分が多いと思われます。


2005年2月11日、結婚式を抜け出したカップルが別荘でくつろいでいた。そこへ少女が訪れる。時刻は朝の四時。「タマラはいますか?」、「いないわ」、「“本当に”――?」。心当たりのない言葉を残し、少女は消えた。それが事件の幕開けだった…。
リヴ・タイラー主演で贈る実話を元にしたサスペンスムービー。


前述した通り『ゼム』に近く、『ゼム』を意識したと思われる映画です。
ただ、怖さの種類は全然違うし、ホラーっぽさもこちらの方が勝ってた。『ゼム』はサスペンス、『ストレンジャーズ』はホラー(またはサイコスリラー)仕立てのサスペンスですね。また、『ストレンジャーズ』の方がグロ描写があり、アメリカ製のため娯楽性も強いです。
似てるけど、どちらもいい映画なので両方観た方がいいです。両者の違いを楽しむのもおもしろい。サスペンス好き、ホラー好き、どちらの方にもおすすめできる2作です。

随分怖い映画だったんですけど、それと同時に演出がいいですね!監督さんは各国ホラー、サスペンスの影響を受けてるようです。
『悪魔のいけにえ』や『13日の金曜日』シリーズのようなアメリカっぽいホラー演出もあったんですが、暗闇に浮かび上がる犯人の姿はアジアンホラーを連想させるし、ラストのゆっくりと引きずられていくクリスティン(リヴ・タイラー)などはヨーロピアンサスペンスを思い起こさせます。相当ホラーやサスペンスが好きなんでしょうね。幅広くいろんなものを観ているんだと思います。
私もホラーやサスペンスが好きなので、その気持ちが伝わってくるのも楽しかったです






話題:最近観た映画