話題:幻想水滸伝シリーズ
なんだかんだであっという間にクリアしてしまいました、幻想水滸伝3。
このゲームは仲間を全員集めて、6人目の主人公をプレイして初めて完結なんですね。なるほどなぁ…。“108人”で幻想水滸伝。歴史を動かすために天魁星の元に集まってくる。それを考えると、ラストがどちらに転がっても“幻想水滸伝”なんだね。
これなら、エンディングは二通りあっても良かったかも。続編のためのエンディングと、もう一つのエンディング、みたいな感じで。
とっても良かったです。スタッフロールが流れた瞬間感動してしまいました。
他の幻想水滸伝シリーズに比べて仲間の取りこぼしがないように作られているのも(数名難しいのがいますがバーロー使えば余裕です)、この演出のためなんでしょうね。
108星集めないと見られないトーマス部隊の勇姿ですが(ディオス?誰それ寝てるの?)、このシーンとてもいいね。
自分では「人を憎んでいる」と言い続けるけど、実のところユーバーの言う通りなんだな。でもそれは仕方ないですよね。よほどのことがないと、人は人にそこまで無分別にはなれない。それが辛い過去の連続であろうと、価値あることを成し遂げるための覚悟だろうとね。
ところで、幻想水滸伝3の途中でシリーズの中核を担う方が製作チームから抜けてしまっているそうです。そのためなんですかね。全体のストーリーは好きなんですが、ところどころ不満な部分があるんです。
ネタばれ含むので追記で書きます。
ストーリーの不満点と言っても少ないんですけど、どうしても気になったところを書きます。
まず、カラヤ村襲撃後、大空洞でルースにルルのことを伝えるシーン。ここでジョー軍曹が「ルルはきっと…あんたの仇を取ろうとして…」と言います。
でもこれは焼け落ちたカラヤ村での埋葬で、軍曹がヒューゴに言ったセリフを考えると不自然なんですよね。「ルルはカラヤの戦士として立派に戦った」。それで充分だし、事実そうだと思うんです。少なくとも埋葬時点ではそのように描かれていました。
もう一つは聖ロア騎士団3人の友情が、リアリティに欠けること。それも厚みではなく薄さでね。空気読み大会になってしまって、それを“友情”と言われても「?」となってしまう。
子供のうちは残酷なくらい無遠慮なものだし、それでいいと思うんですよ。それがあるから今があるわけだし。
まぁ、ゲームだからそこまで気にしなくてもいいんですけどね(笑)。ちょっと気になりました。
いろいろ言われている操作性の面ですが、確かにちょっと不便な部分はあったけど、私はそんなに気にならなかったです。
バディシステムの導入で1・2に比べると戦闘で頭を使うけど、慣れれば苦じゃないし、カメラ操作ができない点も、隠しキャラを考えるとこれでいいなと思います。フィールド移動でストレス少ないようにカメラ動かしてくれるしね。シンダル遺跡で橋の下を通るときとか、ちゃんとカメラ下がってくれるので助かりました。絵本のような背景もよく見える。充分です。
ただ協力攻撃と魔法のエフェクトが長いのは難点でしたね。オプションで「フル」か「カット」か選択させてくれたらありがたかった。
またやり込みの面で、主人公が何人もいて誰を選ぶかでストーリーが変わるなら、イベントシーンのカットは必須でお願いしたい!他の主人公でプレイしたいと思っても、同じイベントシーンを毎回見るのはちょっと疲れてしまう。ここを改善してくれたら、とても便利だと思いました。
2009-11-3 22:47
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