愛しの白い丸

今日見た映画はこれ。
うーん、これはすごいな…。ちょっと、びっくりした。ＡＭＡＺＯＮの紹介文を見て、監督が若干１９歳ということにも驚き。びっくりしちゃったな。

随所随所でガス・ヴァン・サント監督の影響を感じさせながら、最初から最後まで驚くほど芯が通ってる。本当に１９歳？びっくりするほど、洞察力に優れてる。
原題の「２：３７」から映画「１１：１４」の影響も感じるかな。この映画を観る前に、下の二つも見ておくといいかも。

ラストがすごいね。

「彼女は幸運に見えた」

「なんていうか…いつも幸福そうで、助けを求められたことなんて一度もなかった」

「助けて。誰か止めて」

生が死。死が生。
生きるために死が必要だったのなら、こういうことがあってもいいかな。死んだら全部終わりってわけじゃないし。

「天国とか地獄とか、くだらない。みんな死ぬのが怖いだけだ」

この一言には、ちょっと同感だな。
きっと彼女は天国に行ったはず。天国で誰誰に会いたい。うんざりする。大嫌いよ。
でも死ぬのが怖いのも、それで天国や地獄を口にするのも、それはくだらなくない。大嫌いだけど、くだらなくはない。