話題:本の感想
ハーモニー
伊藤計劃 著

先日、ツイッターで↓こんな動画を見かけたんですがね。
※グロいシーンがありますから視聴には注意。
youtu.be
わざわざ小説発売のCMを流すし大型バイクのCMも流すし…ヨーロッパっていいなぁ(´Д` )

で、この動画見てたら久しぶりにハーモニーを読み返したくなりましてね(^^;;
開かずの間から発掘してもう一度読む(笑)

SFもんは高確率でデストピア(要するに管理社会)ものの物語が多いけど、その大半は人口調節などを理由に産児制限とか愚民政策とかだよねっと(^^;;
でも、この世界はせいぜい不慮の事故や脳の病気や老衰による寿命で亡くなる以外は無理矢理生かされるデストピアってのがなんとも滑稽(褒め言葉です)
そして、そんな社会でも自殺する人が絶えない皮肉。

始めは読みにくいと感じるマークアップ言語擬きが最大の伏線だったり
そして、全ての人間を調和の世界へ誘うラストは…

「読みにくいなぁ〜」って感じる小説ほど面白く感じるひねくれ者ですが(笑)
サイコパスが面白いっと思い見ているならば、これはお勧めしたい作品です。

そういや、漫画化だがアニメ化？って話を2ちゃんだったかどこか忘れたけど…前にそんな話を聞いたけど…どーなったんだろ(^^;;

しかし、読み返して改めて感じたのは円城塔氏が引き継ぎ完成させた屍者の帝国
伊藤計劃×円城塔って表紙にもデカデカとありますが…
あ〜これはもう円城さんの作品だなと気付かされる。
プロットは確かに伊藤計劃氏が生前書いていた話ですが…なるほど屍者の帝国を読んでいた時、なんか引っかかっていた違和感が漸くわかった(自己解決)

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