「ってかそもそも皐月っちってどんな人がタイプなんすか?」
『えー・・・ありきたりだけど、優しい人とか頼りになる人とか、かな?まぁ結局は好きになった人がタイプなのかもだけど。』
「あぁ。そうやって答えを濁す人、たまにいるんすよね。」
『別に濁してないよ。本音回答だよ。黄瀬は?』
「束縛しない子。」
『え?それはアレですか?前の彼女の束縛があまりにも酷かったとか、それでの回答ですか?ってかそう言って黄瀬のほうが束縛しそうだよね。』
「想像にお任せするっす。ってか!しないっすよ!自分がされて嫌なことは・・・多分、しないっす。」
『何か、自信無さげだね。ふーん、そっかー。私も束縛はやだなー、自由が無いのはやだなー。』
「皐月っちブチ切れそうっすよね。」
『まさか。こう見えて私、溜め込むタイプです。』
「じゃあ最後にアレっすね、噴火するタイプっすね。」
『そうそう。溜まりに溜まって我慢出来なくなった時にブチ切れるタイプ。』
「ブチ切れると怖そうっすね。」
『そんな事は、無い。と思う。』
「皐月っちも自信なさそうっすね。」
『煩い犬。』
「あー!また犬って言った!!酷いっすよ皐月っちー!!」
『酷い?そう?犬可愛いしょ。黄瀬はゴールデンレトリバーだね。ゴールデンレトリバーで調べてみな、黄瀬っぽいから。可愛いけどちょっと臭いらしいよ(笑)』
「ほんと皐月っちって容赦ないって言うか、何回も言うけど酷いっすよ!!」
『良いじゃん、私と黄瀬の仲じゃん。半分冗談だし。それにゴリラに似てるって言われるよりは良いでしょ?』
「まぁ・・・ってかもう半分は本気なんすね。」
『だって犬っぽいし。』
「はぁー・・・納得いかないけど、もういーっすよ。」
『で?何の話だっけ?』
「タイプの話で、皐月っちがブチ切れたら怖そうって話で・・・」
『あーそうそう。そうだったね。』
「タイプはまぁ分かったっす。じゃあ今気になる人とかは?」
『いたらとっくに言ってるよ。あーでも、灰崎とか色んな意味で気になる。』
「!?灰崎って、しょーご君っすか!?」
『え、黄瀬って灰崎のことしょーご君って言ってんの?何かウケる。』
「いや、そこはどーでもいいっす!それより!ダメっすよ!あんな奴!絶対ダメっす!!」
『いや落ち着いてよ黄瀬。気になるって恋愛なアレじゃないから。』
「じゃあどーいうアレっすか?」
『三年間で何人の女を食い潰すのかなーって。』
「あぁ・・・うん、そーっすね。はっきり言ってどーでもいいっす。」
『いや、どーでもいいけど、気になるじゃん。100人よりもその上、1000人切りしてほしいね!!黄瀬も頑張って!』
「頑張っての意味が分からないっす!そういう目で俺のこと見てたんすか?!」
『だって灰崎といい勝負しそうじゃん。』
「しないっすよ!ってかあんな奴と同類にしないでほしいっす!」
『してないよ。灰崎には可愛げがないからね。それに比べて黄瀬は、』
「あ、いいっす。その先は言わなくて。どうせ犬みたいに可愛げがあるって言いたいんすよね?」
『そう!流石!!主人の気持ち分かってるね!!』
「同じ人間だから分かるんすよ!」
黄瀬と話してみた。パート2
相変わらずやおい(笑)