*花宮&今吉*
「ねぇ。」
「あ?」
「花宮はさ、どこの高校行くかもう決めてるの?」
「一応な。お前は?」
「まだ考え中ー。」
「桐皇に行けよ。」
「嫌。絶対嫌。そこだけはちょっと、うん。嫌。ってかニヤニヤして言うな、腹立つ。」
「ふはっ、お前の大好きな今吉先輩が居て良いじゃねーか。」
「いやいや、好きじゃないし。折角の高校スクールライフ、楽しみたいのにそんな、ねぇ?デスライフになんかしたくないし。」
「酷い言いようだな。まぁ俺も、あの人の居る所には行きたくねぇな。」
「でしょ?今吉先輩、何か苦手なんだよなー。何でだろ?」
「知るかよ。」
「一目見た瞬間、何かこう直感的にヤバイって言うか・・・そういえば練習試合の時なんだけど、たまたま今吉先輩の開眼&妖笑な表情を見ちゃってもう・・・怖過ぎて一瞬固まっちゃったよね。」
「大袈裟な奴だな。」
「いやほんと、マジで怖かったんだから!でも、うーん・・・直接何かされた訳じゃないし嫌な人でもないんだけど、・・・怖いから苦手なのかも。」
「直接何もされてないし嫌な人じゃない?っは、おいおい馬鹿じゃねーのかお前。つーかされてるだろ。」
「え?されてる?」
「お前気付いてねぇの?あの人、お前が自分のこと苦手だって知っててお前に話し掛けてるだろ。しかも結構な頻度で。」
「え、うそ。嫌な人。ってかバレてたとかどうしよ。」
「ふはっ、妖怪サトリだからな。作り笑いもバレバレだったんじゃねぇの?」
「花宮の猫被りも見破ってたしね。」
「うるせぇよ。」
「ってか妖怪サトリって・・・」
今「酷い事言うのぉ、花宮は。」
「「っ!?」」
今「花宮に用があって教室に来てみれば・・・二人がワシの事どう思っているのかよぅ分かったわ。」
「分かったも何も、今吉先輩気付いてましたよね?」
今「そんなことないで?」
「・・・(嘘付け、ぜーんぶお見通しです、って面してるぜ。)」
今「んー?何や花宮、何か言いたそうやな?」
「いえ別に?」
今「ふーん、まぁええわ。それより北原。」
「は、はい。」
今「めっちゃ傷付いたわー。」
「いや、あのですね。アレなんです、実は苦手とかそんなこと、思ってる訳無いじゃないですか、ね、ねぇ花宮?」
「いや、こいつめっちゃ今吉先輩のこと怖くて苦手って言ってましたよ。あぁ、嫌いって言ってたかなぁ?」
「ちょ!苦手とか嫌な人とは言ったけど嫌いとは言ってな、」
今「あー、あかん。嫌いとかもう・・・(ジリジリ詰め寄り)」
「き、聞いて下さい今吉先輩ほんとに私っ」
今「ショック過ぎて、(腕を掴まれ)」
「っ!?は、はな、花宮っ!助け、」
今「開眼してもうたわ。(あのニタリ顏)」
「〜っっっ!!←怖過ぎて言葉にならない叫び」
北原、戦闘不能(気を失う)
今「わはは、ほんまに苦手なんやな、この顔。」
「ところで先輩、俺に用があるんですよね?」
今「あー、あれ嘘や。」
「は?」
今「別に用はあらへん。」
「じゃあ何しに、」
今「北原をからかいに。しかしほんま面白い子やわー。」
「単純馬鹿で先輩の好きそうな反応しますもんね?」
今「そうやなー、好きそうなっちゅーより・・・好きやな、北原のこと。」
「・・・」
今「・・・ククッ、冗談や冗談。だからそんなに睨むなや。」
「睨んでません。」
今「いやーこんな可愛い(面白い)後輩二人を残して卒業とかしたくないわー。」
「笑顔で送ってあげますよ、こいつと。」
今「そこは嘘でも「寂しくなります」ぐらい言うとくもんやでー、花宮ァ。」
「寂しくなります。」
今「棒読みかい。まぁええわ、今日は邪魔して悪かったのぉ。ちゃんと北原のこと送ってやるんやでー。ほななー。」
「・・・ッチ」
「おい。」
「・・・」
「いい加減起きろよ。」
ベシッ
「んー・・・はっ!?」
「・・・」
「い、今吉先輩は!?」
「帰った。」
「か、帰った?帰った?本当に?」
「いねーよ。」
「こ、怖かった・・・」
「お前本当にダメなんだな。」
「本当に?本当にって何!?マジで怖いって言ったじゃん馬鹿っ!!死ぬかと思った!!」
「ッチ、うるせーな!いちいち大袈裟なんだよお前は!!」
「助けてくれなかったし!もーやだあの人ほんと怖い!(泣)」
中学時代のお話(笑)
眠ってたままで、やっと出来た( ;´Д`)今吉先輩と話するの緊張する←
今吉先輩怖いよね。
開眼した今吉先輩にジリジリ迫られたら私は笑顔引きつると思う←
喋り方とか半分ドラマCDのノリで書いちゃって、これ大丈夫かな思いつつも眠いからもうこれで行く(笑)