先入観を強く持ちすぎる傾向にある自分は、いつも原作で期待を極限まで膨らませまくって…落胆する、ということを繰り返してきた故に
大野智主演映画に関しても落胆し…ないとは思うけれども、思うけれども、もし想像妄想期待が膨れ上がっていざ映画を観た時に少しでもそんな感情を抱いてしまったらと怖くなり、和田竜さんの原作「忍びの国」を早々に購入したにも関わらずそれはもう後生大事に本棚の肥やし(言い方よ)にしていたのは私です。
しかし、読んでしまった。
戦い、謀る、人間の心、爽快感と切なさ。もうよく分からないが、頁をめくる指が止まらない。
もうこれは映画が楽しみ過ぎる。(危険)
追伸
夏ですね。
夏といえば、24時間テレビ。
24時間テレビといえば、今年のドラマですね´∀`
今年のドラマはついにきました大野智主演。
こういうドラマですから、さぞかし儚くなるんでしょうなぁ…と思いましたら、例のごとくプラズマテレビ再来してましたね(°°;)
役が憑依する大野さんなのである程度は覚悟してましたが、魔王の時のように病的ではなかったので、一安心しました。
そして、今年の24時間テレビドラマ『今日の日はさようなら』の原作本
「大空への旅立ち がんと闘いながらも夢見てた未来」
を読みました。
最近少しずつドラマの映像が解禁されて、キャストの方々も発表されてますね。
原作が文庫化されたということだったので早速購入しました。
以下ネタバレを含みますので、嫌な方はバックして下さいね。
よろしいですか?
では。
物語はこの本の著者 幸和也さんが、息子さんである幸昌彦さんの闘病記録をその本人と奥さんの日記をもとに記したものです。
読んだ印象としては、淡々と…本当に淡々と、リンパ芽球性リンパ腫という病気と向き合う家族の毎日が綴られていると感じました。
真っ直ぐ過ぎる言葉や家族のやりとりがそのまま記されていて、自分自身がまたは周りの家族が同じ状況になってもおかしくないことを改めて感じさせられました。
ここはワタシの日記ですので、勝手なことを言いますと
昌彦さんは未来を奪われた自分自身を決して受け入れられたとは思えないのです。
しかし、受け入れられない自分の気持ちと、そうはいってられない自分の体の間で妥協点を見いだしたのではないかと思うのです。
それが“受け入れる”ということだと言われてしまえば…それまでなんですが。
わたしは何となく違うような気がします。
そんな中でも自分の死後、家族の心配を第一に考えて贈った言葉は、きっと家族の方の心の寄りどころになるんでしょうね。
最後の手紙はやっぱり、涙します。
きっとドラマでは演出上どうしても設定やら何やら変わってしまうことがあると思います。
ドラマを楽しみにされてる方は、ぜひ幸昌彦さんやその家族の皆さんご本人の物語を一度読まれてみてはいかがでしょうか。
P.S.
お姉さん役のミムラさん…大野サンより年下の29才なんっすって。
大野サン…おつです(´・ω・`)
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