infinity

捕食する者とされる者
 6月22日 00:58

兎虎 若干えろい












ごめんなさい


――お父さん お母さん


助けて


――嫌だよ僕を置いていかないで



「…っ待って下さい!」

「え?…どったのバニー」

オジサンの声で我に帰る。僕は寝ぼけていたらしく、所謂『悪夢』を見ていたようだ。

「…俺は何処にも行かねーから安心して寝てろ」

ほら、と肩を押されオジサンを見る。彼は笑いながら立ち上がる。言った矢先に何処に行くんですかと問えばシャワーだと言う。

「お前は激しいんだよバーカ」

クスクスと笑いながら自らが24の時の思い出を語り始める彼を遮り僕は叫んだ訳を話す。

「そっか…

大丈夫だ、犯人はこのワイルドタイガー様が捕まえてやるからバーナビー様は大人しくしてろ」

「言ってて下さい。僕は自分で捕まえますから。それにオジサンは腰が痛くて無理なんじゃないです?」

誰のせいだとばかりに胸を小突かれた。貴方がエロいせいだとは思っても言わない。

「明日も早いんだから早く寝ますよ」

「だからシャワーだっ…んっ…やめろよ…もう出来な…っあぁ!」

「僕から離れないで下さい」

勿論離しませんけど、と呟けば彼は困った様に喘ぐ

「離れてやんねぇよ…だから早く、あっ」


決めたんだ

僕はこの人と共に歩く事を

全ての決着がついたら愛している、と言おう



――お父さん お母さん

もう大丈夫です


――好きな人が、出来ました

ありがとう



 

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