ど、ど、どうしよう……。
長年、田島くんのお家の見取り図がほしい!
とか、
田島くんの、家族のプロフィールが知りたい!
とか…… 言ってきたけど、まさか、本当に叶うとは…。
振りはいつだってわたしの見方だと実感しつつ、もしかして命日が近いのではとドキドキする、そんな今日このごろです。
綺麗なだけじゃ、語れない (あ.べ.ま.お )
本当に、その通りだ。
卒業式をすぐ間近に控えた今日である。
4年間、いろいろあったなあ。
思い出したくないこともあるし、忘れたくないこともある。
全部が全部、「綺麗な思い出」では、ないよね。
体調が悪くて、周りに迷惑を死ぬほどかけた時期があった。
朝から晩まで実習にあけくれて、ささくれてた時期があった。
ゼミが嫌すぎて、胃が痛くなった時期もあった・・・。
楽しいはずのサークル活動が、なぜか友達同士の板挟みになって、苦しい時期も、あったな。
あえて書き出したけど、うん。やっぱり思い出したくはないかな(笑)
いつもまっすぐ上手に歩いてきたわけじゃないし、これからもそうだろうな。
まあでも蛇行したり、道に足をとられたり、転んだりしながらも、頑張ってきたじゃないか。
その不格好な「足跡」が、いつかとっても懐かしいものになっていく。
甘酸っぱい、歯がゆい、そしてやっぱり無くしたくないものに、なっていく。
きっと誰しもが、その人の踏みしめてきた「足跡」を抱いて、それぞれ、歩き出していく。
※あまり楽しい話じゃありません。
ふと思い出すこと、思うこと。
高校生って、思春期だからかなんなのか、お父さんと話さなくなるみたいで、その話にまったくのれなかった、ということ。
お父さんうざいからしゃべんなーい、とか。
なんかムカつくんだもーん、とか。
みんなそうだよね、とか。
へえ、そういうもんなんだ、と思いつつ、心の中で(勿体無いなあ、いいなあ)って思ってた。
そのことを時々ふと、思い出すのだ。
友人が悪いとか、そういうんじゃなくてね。
…ないものねだりというか、たぶんそういう類のものなんだろう。
あーーーーいいなあ!
私だって1回くらい、話してみたかった。でも無理だしなあ。
どんな人だったのかな。どんな話し方をして、どんな時に怒って、笑って、その笑い方は誰に似てたのかな。
私はあなたの、どんなところが似ていたのかな。
今世で果たされることのない、私の夢。
その夢が叶わないという現実を、高校生のときの、あの会話のなかに、みるのだ。
絵をかくこと。
わたしの、たぶんいちばん、好きなこと。
自分の絵を上手だとかすきだとか、あんまり思ったことはないけど、
でも書く事が好きだから、書くんだよね。
うまく書きたいなっていうより、
もっと自分の書きたいものを、書きたいままに書けるようになりたいな、とはよく思う。
あれ・・・ それってうまく書きたいな、とイコールなんだろうか・・・
私の中の「上手い」が、「自分の頭の中のイメージをいかにそれに近くアウトプットできるか」と定義されれば、うまく書きたいってことになるのかな。
「上手い」の定義は、人によって違うもんね。
書きたいものは、頭の中にたくさんある。
漫画だったり、誰かの似顔絵だったり、ちょっと寂しげな風景だったり。
それを紙にアウトプットしたいっていう欲求が、たぶん私が絵をかく動力源なんだろう。
試験まであと数日。
ここまでくるのに4年間。
長くは、なかったな。やることが常にあって忙しかった。考えることもたくさんあって、いつも何かしら悩んでたかもしれない。辞めようと思ったときもあったしね。
それでも、ここまできた。
私がいまいる場所は、まだスタート地点にも立っていない。
きっと人生は、そんなことの繰り返しなんだろう。
そう知っていても、これからもこうやって何か目標の旗をたてて、せっせと進んでいくのだ。
さて、開けてみたら、中身はどんなものだろうか。小さな小さな、わたしの箱。