子宮が痛い
profile


2023/2/8 Wed 23:02
不朽のブロマンス名作『BANANA FISH』※ネタバレ注意

皆さまおはこんばんにちは。麦子ですv
正に三寒四温といいますかそろそろ冬も終わりに近づいてきているようで、それなりに暖かい日が増えてきましたね(^^)*
かと思えば麦子さんが暮らす地域は明後日雪の予報でして、一進一退を繰り返しながら移り変わっていく季節を、労るように愛でていきたい今日この頃です。

そんな麦子さんですが、相も変わらず腐りまくっています。
皆さまもよくご存知のとおり、ここ数年の間わたしは炭治郎くんにハートを持って行かれてデロデロのメロメロ状態でした。
それは今も変わらないのですが、最近ふと思い出したことがあるのです。
わたしにはもう一人、自分の心が溶けるくらい愛し抜いた受ちゃんがいたじゃないかと…。

果たしてそれは誰か。ズバリ言いましょう。
あの不朽の名作ブロマンス作品の天使、『BANANA FISH』に出てくる奥村英二くんです。

まず皆さまに聞いていただきたいのは、わたしとかの名作『BANANA FISH』との出会い。
あの素晴らしき彼等とのファーストインプレッションは、当時中学生だった麦子さんの父親が、その日行っていた現場から段ボール箱の中に並べられた単行本全巻を持ち帰ってきた夜のことでした。
あの特徴的な、鮮やかな黄色一色の装丁。
「こんな名作を捨てる奴の気が知れない」と憤る父親に勧められるがままその物語に目を通したわたしは、すぐにその圧倒的な世界観に引き込まれました。
『BANANA FISH』がどんな物語であるかは、わたしの乏しい語彙力ではとても表せられるものではないのでぜひ実際に読んでいただきたいのですが、なんとつい数年前にその名作が満を持してアニメ化を果たしたのです。
ちょっと…いやかなりセンシティブな内容も含まれるのでさすがに深夜枠での放送だったようですが、それを知ったときの麦子さんはつくづく「ようやく時代が追いついた」と思いましたよね。

『BANANA FISH』がどういう物語なのか大まかに説明しますと、“BANANAFISH”と呼ばれる幻覚剤を巡るサスペンスアクションストーリーなんです。
舞台はアメリカ(原作では1980年半ばくらいの。アニメでは現代風になってます)。扱う題材柄、作中にはギャングやマフィアがたくさん湧くように出てきます。
この作品の主人公はふたりいて、まずは「リンクス(山猫)」との異名をとる金髪碧眼のスーパーハンサム、アスラン・J・カーレンリースくん。初登場時驚きの17歳。
知能指数推定200の天才児である彼は、若くしてNYを拠点とするギャングチーム、“リンクス”のボスを担っていました。
愛称はアッシュ。知的で美しいアッシュがなぜ“山猫”と呼ばれているのかというと、足音もなく敵の背後に迫り、的確にその頭を撃ち抜くことを得意としているからです。そのうえずば抜けた知能を兼ね備えているため、巧妙すぎて最早化物のようだと、周囲から畏怖の念を込めてそうと呼ばれていたのでした。
でも、アッシュの過去はとてつもなく過酷なもの。幼くして母親から捨てられ、性虐待の被害者でもあり、更には最愛の兄まで喪ってしまうという波乱万丈な人生。兄の命を奪う発端となったのは他でもない、あの“BANANAFISH”…。
もうひとりの主人公は、日本からきた大学生の奥村英二くん。初登場時19歳。
東洋人特有の黒髪と黒目を持ち、同じアジア人が驚くほどの童顔の持ち主です。そして、とてもとてもピュアでした。
日本では高名な棒高跳びの選手であった英二くん。しかし怪我により故障してしまい、残念なことに選手生命を絶たれてしまいます。
唯一のアイデンティティであった棒高跳びを失って気落ちする英二くんを気遣い、自分の取材の助手として英二くんをアメリカの旅に同行させたのが、ルポライターの伊部さんでした。
伊部さんはかつて選手時代の英二くんの取材をしており、英二くんを撮した写真によって自分がプロになれたことを誇りに思っていて、どうにかして英二くんをまた再起させられないかと考えあぐねていたのです。
伊部さんがアメリカで取材の対象としたのが、アッシュ率いるギャング集団“リンクス”でした。
リンクスメンバーがたむろしているバーに入り、そこでアッシュと英二くんがついに運命の出会いを果たします。
そこからふたりの絆がどんどん深まっていくのですが、もう物語が進むにつれてアッシュと英二くんが相思相愛にしか見えなくなってくるんですこれがまた。
どっちもお互いのことがとても大切で大好きなのですが(もうそういうのが読んでるこっちにもすごい伝わってくる)、特にアッシュの英二くんに向ける愛情たるや半端ではない。
英二くんももちろんアッシュのことが大切なんだけど、なんていうかアッシュの英二くんに対する愛情は、英二くんとは抱くものの種類が違うというかめちゃくちゃ重力が過ぎる。
もう物語の中盤からは、掲載誌が少女誌とは思えないほどの男同士のイチャコラぶりを発揮しておるのだ。

“BANANA FISH”を描かれた作者先生は、「アッシュと英二の関係はブロマンスである」と話されました。
“ブロマンス”とは、男性同士の深い親愛関係を意味します。
ブロマンスに性愛は含まれず、あくまでもプラトニックなのだけれども、感情的には恋愛に近いものもあるといわれています。
つまり、友達以上恋人未満ということなのです(?)。
ただ先生は、「もしアッシュがその先も生きていれば、英二と恋愛関係になっていただろう」とも口にされていて、わたし個人としては少なくともアッシュは英二くんのことが、そういう意味でも愛していたのではないか?と思っています。
英二くんはちょっと分からない。アッシュを愛していたことは確かな事実なんだろうけど、恋をしていたか?と聞かれると定かでない気がする。
英二くんのアッシュに向ける想いはもっとこうすごく純粋なもので、そこに不純な要素など欠片もなかったように感じるんですよね。
これは英二くんが心身ともに純潔であったからだろうし、だからアッシュにしてみると、英二くんに対するその感情を“純愛”とするには少しエゴイスティックだって、自覚があったからじゃないのかなぁって。

まぁ、ただあのー、これだけ語っておいてなんですが、麦子さん実は“BANANA FISH”のアニメも舞台もまだ未見なんです。←
いや、当時ちょっとアニメのPV?を見てみたんだけどもね…。
(声優さんのファンの方には悪いけど)アッシュの声がイメージと全然違ったんですよね。。

そりゃ観たかったんですよわたしだって!
でもね…どうしても駄目だったんだよぉぉ!!
作品をリスペクトするあまり、アッシュの声が想像と違い過ぎてまったく受け付けなかったんだぁぁぁぁ( TДT)!!

ただ、最近なぜかやたらとオススメのアニメとして頻繁に動画サイトで持ち上がってくるので、歯を食い縛りながらちょっとずつ観始めているのです…(そこまでして観る意味とは)
あー…アッシュの声……わたしの勝手なイメージとしてはもっとこう、西/島秀/俊さんみたいな渋みのある声なんだよな…。
いやこの声優さんの声も、滑らかで涼やかですごく素敵なんだよ?キャスティングもアッシュの年齢に寄った結果なんだろうし…(そこはだってまだティーンなんだもの彼)。
でもなぁ~…なんかなぁ~…。

それにしても、今の時代でいくら深夜放送だったとはいえ、よくこの作品をアニメにしたものだと思うよ。
制作陣が思い切ったというか、なんか本当に今の時代だからこそ、な気がしますよね。
だってこのお話って、どこからどうみてもBLだもん。
そもそもアッシュなんて性被虐待者だったし、なんならそういう表現わりと出てきますし。
というか、アメリカってほんとにこんなにゲイが多いの??
いくらアッシュが美少年だからって、同じ男に誘惑されてもそこまで全員靡かなくないかい?
絶世の美人ったって男だからね…。「なんだこいつ男のくせに気持ち悪ぃな」ってならないもんなのかね??
人口割合の問題?それとも日本人がむっつりしてるってだけで、案外どっちもイケるって人が世界には多いのかな?
相手がたとえ同性だとしても、見てくれが最高に良かったら「据膳食わぬは男の恥」みたいになるものなん?
まぁわたしは周りにとっての受であるアッシュが、英二くんにだけはどちゃくそに攻であるという構図が死ぬほど好きなんですけどね。

いや~、実はアニメのおかげで、当時の情熱が舞い戻ってきてしまって(;´∀`)
そういえば英二くんのことが大好きでたまらなかったの当時。
英二くんが可愛くて仕方なくて、アッシュの代わりに愛でまくりたいと思ってたの(笑)。今の炭治郎くんに対する気持ちと全然変わらないね!
というかアニメの英二くんが可愛すぎるんだよこの野郎。
なんだあのプレシャスシナモンロールは。間違いなく“BANANA FISH”のヒロインじゃないか。
原作だとあそこまで柔らかそうな癖っ毛じゃなかったよ?なに?殺しにかかってきてますよね?
わたしとアッシュを殺しにかかってきてるだろう??
もーあれはね。アッシュが心配で堪らなくなるのも分かるよね。
そりゃ軟禁もしたくなるってなもんだよ。むしろ一生養いたいわ。
アッシュは本当にそうしたかったんだろうなぁというのが今なら分かる…。アッシュ、英二くんと結婚したかったんだろうな。
別に恋愛として好きじゃなくても結婚はできるもんね。いやアッシュはもしかしたら恋愛だったかもしれんけど。でもだからこそ触れられなかったというか…アッシュにとって性愛は穢れのようなものだからきっと……えーん切ないっ(`;ω;´)


たぶん、近々A(→)英でなんらかのお話を投稿します。←!?

今のところ、そのひとつだけ書いて読み専に戻る予定です…“BANANA FISH”では。
ちょっと、どうしても書きたいお話ができてしまって。。
まだ全然炭治郎くん受メモ消化できてないけど、一度こうなっちゃうと仕上げるまで気が済まないタイプなので麦子…。
それだけ書いたらきっと満足するので、もしお披露目できたら温かい目で見てやってください~;;

はぁ。。それにしても、生きている間にこんなに素敵な名作に巡り会えるなんて本当に幸せですよね…(●´ω`●)
“BANANA FISH”は、当時幼気な少女だったわたしの心を大きく揺さぶった忘れられない作品ですが、そのときは切な過ぎてすごくつらかったけど、こういう気持ちにさせてくれたことにとてつもない感謝を感じる名作です。

今から三十年近く前に連載されていた作品が、現代になってアニメや舞台として蘇る。
それだけ素晴らしい作品だということですね(*^^*)
まだご存知ない方も、目にする機会がありましたらぜひご覧になってみてください。
わたしはいまだに、あれほど切なく美しいブロマンス作品を他に知りません。
情緒が激しく揺さぶられるでしょうが、その中に拭いきれない幸せも確かに残るので、本当にぜひぜひ。

もう頼むから、二次創作でくらいはアッシュと英二くん。君たち死ぬほど幸せになってくれ。


comment 0


[前へ] [次へ]

[このブログを購読する]


[TOP]

-エムブロ-